３年度の小中一貫教育に向け検討協設置―新篠津村教委　２８日初会合　委員に北翔大・山谷学長ら

（市町村 2019-05-27付）

　新篠津村教委は、あす２８日午後３時から役場で第１回小中一貫教育検討協議会を開く。令和３年４月を目途に新篠津小学校と新篠津中学校による小中一貫教育を立ち上げるため、本年度新たに検討協議会を設置。協議会では、委員の紹介や意見交換、北翔大学の山谷敬三郎学長による講話などを予定している。

　村教委では、子どもたち一人ひとりに確かな「生きる力」を育成するための教育環境整備として小中連携教育を展開している。令和３年４月には小中連携教育から小中一貫教育へと移行することとしており、小中一貫教育への円滑な移行に向けて、本年度新たに検討協議会を立ち上げることとした。

　協議会に先立ち、４月２２日には小中一貫教育検討協議会設立準備委員会を開催。協議会委員や事務局員を示し、協議会における協議内容の確認などを行った。

　２８日の第１回協議会では、委員や事務局員の紹介、協議会の設置要綱の提示、委員による「義務教育９年間で身に付けさせたい資質・能力」についての意見交換などを行う。

　このほか、北翔大の山谷学長が「小中一貫教育に期待すること」と題して講話する。

　協議会の委員は、有識者や学校関係者、保護者や地域住民などから選任。北翔大の山谷学長、新篠津小の木谷金吾校長、新篠津中の前川茂校長をはじめ、小・中学校の各ＰＴＡ会長、村自治区長連絡協議会長、学校運営協議会委員長や、村教委の金兵真人教育次長で構成。

　協議会は本年度と来年度で各３回ずつ開催する予定。本年度第２回協議会は９～１０月、第３回協議会は来年２月を目途に開くこととしている。

(市町村 2019-05-27付)