網走市学力向上推進委が全体会議　１２月にフォーラム　全校が“チーム網走”で

（市町村 2019-05-24付）

　【網走発】網走市学力向上推進委員会は２１日、市役所西庁舎で本年度第１回全体会議を開いた。１２月に第７回学力向上フォーラムを開催するなど、本年度の推進計画を確認。市内児童生徒の学力向上に向け認識を共有した。

　はじめに、網走市教委の三島正昭教育長があいさつ。「市内すべての学校が“チーム網走”として、より一層共通・一貫した取組が推進されれば」と述べた。

　役員を代表してあいさつに立った沼田泰彦委員長は、委員会の活動も８年目を迎えて着実な成果を上げていることにふれ、「本年度も子どもたちの学力向上に向け、市内の学校でベクトルをそろえて取り組めることは何か考えながら取組を進めて」と呼びかけた。

　続いて、市内の学力・学習状況について、大西篤事務局次長が説明。平成３０年度全国学力・学習状況調査の児童生徒質問紙調査で、家庭学習に関する質問で全国との差がみられるものの、一部の教科・領域では全国平均以上の結果が表れていることから、「各学校の授業改善が進んでいるのでは」と分析した。

　また、本年度の推進計画について神田秀樹事務局長が説明した。

　本年度の推進の重点として、①網走市の学力・学習状況の実態把握と分析②授業改善にかかる研修の推進③各学校における人材育成の取組の共有④教職員への積極的な情報提供と授業改善にかかる研修会の開催⑤幼高大、保護者、地域住民、社会教育、地元企業などとの連携―を提示。

　特に③について、本年度は多くの学校に新採用教員が配置されていることから、「若手を育てる方策などを交流したい」と呼びかけた。

　また、１２月７日に第７回学力向上フォーラムを開催することなどを確認した。

　このあと、小学校Ａ、小学校Ｂ、中学校の各部会に分かれ、課題や具体的活動内容を話し合った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝沼田泰彦（中央小校長・新）

▽副委員長＝加藤弘一（呼人小中校長・新）、川上智広（呼人中教頭・新）

▽事務局長＝神田秀樹（白鳥台小教頭・新）

▽事務局次長＝江添正人（第三中教頭・新）、伊東翼（西が丘小教頭）、上杉一弘（東小教頭・新）、大西篤（網走市教委学校教育部次長）

(市町村 2019-05-24付)