第７次木古内町教育推進中期計画　豊かな人間性、創造力を　４つの基本目標と１６施策

（市町村 2019-05-24付）

　【函館発】第７次木古内町総合推進中期計画策定委員会（野村広章委員長）は、第７次木古内町教育総合推進中期計画を策定した。実施期間は５年度まで。基本理念「いのちを育み、ふるさとを愛し、たくましく未来を切り拓く人づくり」のもと、豊かな人間性と創造力を備えた人間の育成を期するとともに、地域の伝統を継承し、たくましく未来を切り拓く人材の育成を目指すため、４つの基本目標と１６の施策を設定した。

　家庭や地域の教育力の低下に加え、高齢化社会を迎えることから、子どもから高齢者までがともに考え行動する一貫した生涯教育の充実が求められている。

　計画では、これらの現状を踏まえ、地域社会の将来を担う子どもたちが夢と希望にあふれ、健やかに成長できるような施策を展開することとした。

　基本理念は「いのちを育み、ふるさとを愛し、たくましく未来を切り拓く人づくり」。「自立」と「共生」を基本方針とした。

　基本目標は、①社会で生き抜く実践的な力の育成②豊かな心と健やかな体の育成③望ましい教育環境の実現④木古内らしい生涯学習の実現―の４つを設定。

　①では、すべての教科の学習基盤になる言語に関する能力の育成や国際化に向けた外国語教育の推進のほか、特別支援教育の体制の充実を進めていく方向性を示している。

　②では、道徳や読書教育の推進のほか、生徒指導・相談体制の充実に関する施策を進めていくとともに、学校体育・部活動を通した、子どもたちの体力向上を目指す。

　③では、開かれた学校・園づくりを施策の一つとし、コミュニティ・スクールでの活動を通して、地域と学校が目標やビジョンを共有した学校運営に取り組む。

　④では、活力ある地域づくりを目指す社会教育などを施策として掲げ、幼児から高齢者までの段階ごとに学習活動を促進していく方向性を示している。

　町教委は、計画の冊子と概要版のリーフレットを作成。学校のほか、地域や関係機関などに配布し、地域ぐるみでの推進を目指していく。

(市町村 2019-05-24付)