教職員配置の充実等要望　第１回指定都市教育委員会協議会

（関係団体 2019-06-05付）

本年度の要望事項などを確認した

　指定都市教育委員会協議会（会長・長谷川雅英札幌市教育長）は３日、札幌市内のニューオータニイン札幌で第１回協議会を開いた。本年度の事業計画や国に対する要望事項を決定。令和２年度文教予算に対する要望事項として、「教職員配置の充実改善」「学校における働き方改革の推進」「学校・家庭・地域の連携の推進」などを盛り込んだ。

　冒頭、長谷川会長があいさつ。新学習指導要領など国の動向にふれたほか、昨今の教育課題に対応するため「教職員が心身ともに健康で前向きな気持ちで一人ひとりの子どもと向き合える環境が必要」と述べた。

　また、「皆さんと連携を深め、大都市教育行政の推進を図っていきたい」と話すなど、会での活発な協議と情報交換を求めた。

　議事では、前年度の事業報告および収支決算について承認。本年度の事業計画などについても確認した。

　令和２年度文教予算に対する要望活動を７月と１１月に行うことを決定した。

　また、１５分野１１４項目にわたる要望事項について確認。要望事項として、「教職員配置の充実改善」「学校における働き方改革の推進」「学校・家庭・地域の連携の推進」などを盛り込んだ。

　このあと、文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室の星川正樹室長補佐が「障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実」について説明した。

　星川室長補佐は、障がい者の生涯を通じた多様な学習活動の充実に向け、実践研究やフォーラムの開催などに取り組んでいることを説明。

　また、特別支援学校に期待する取組として、「生涯学習への意欲を高める指導・社会教育との連携を図った教育活動の推進」「生徒の進路先の企業や福祉施設等との連携を図りながら、卒業時に個別の教育支援計画を適切に引き継いでいくこと」などを挙げた。

本年度の要望事項などを確認した。

(関係団体 2019-06-05付)