市町村校長会長連絡協議会開く　教頭候補育成など協議　オホーツク管内小中校長会

（関係団体 2019-06-06付）

各市町村の校長会長が出席した

　【網走発】オホーツク管内小中学校長会（潮田信会長）は５月３１日、北見市内の端野町公民館で令和元年度第１回市町村校長会長連絡協議会を開いた。管内校長会の役員、１８市町村の校長会長が出席。当初人事や教頭候補の育成など、管内教育の課題について意見を交わした。

　潮田会長があいさつし、過日、管内の教諭が道青少年健全育成条例違反の容疑で逮捕されたことを踏まえ、管内校長会で緊急アピールを発出したことを報告。「あらためて実効性のある服務規律保持の取組を」と訴えた。

　協議会については、「各市町村の取組の内容や進捗状況、苦労や悩みなどに耳を傾けながら１８市町村の横のつながりを強めて」と呼びかけるとともに、「管内各学校にとって少しでも役に立つものにしてほしい」と期待した。

　引き続き、①令和元年度当初人事②教頭候補③学力・体力向上④働き方改革⑤その他―の５点について課題などを協議。

　①では、例年引っ越し業者の確保が課題となっており、「内示の時期について配慮してほしい」などの意見が挙がった。また、本年度は新採用教員の配置が大幅に増加したことから、人材育成の重要性についても共通認識をもつ必要性を確認した。

　②では、家庭の事情等で管理職を希望しない教員が多い現状を訴える声が。管内の広域性を踏まえ、「独自の異動基準などを設けた方がいいのでは」との提案があった。

　③では、各市町村や学校の組織的な取組について情報を交換した。

　④では、部活動休養日の実施について、地域や保護者の理解が進まないケースがみられた。また、出場大会数の削減に向けて、各団体と連携していく必要性も示された。

(関係団体 2019-06-06付)