日教弘道支部が第1回運営委員会 教育振興・福祉事業充実へ スクールアシストパック創設(関係団体 2019-06-11付)
2019年度活動方針、事業計画などを決定した
公益財団法人日本教育公務員弘済会北海道支部(=日教弘、鈴木富士雄支部長)は3日、ホテルライフォート札幌で2019年度第1回運営委員会を開いた。「最終受益者は子どもたち」をコンセプトに、事業の充実に向け、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進③関係団体・関係機関等との連携強化と組織拡大―の3点を活動の柱に据えた。新規事業では、「スクールアシストパック」を創設し、学校・園の教育活動を支援していく。役員改選では鈴木支部長を再任した。
冒頭あいさつに立った鈴木支部長は、日教弘の歴史や事業内容を説明。「令和の始まりに当たり、日教弘の存在意義や諸事業の果たす役割等について、今一度問い直し、皆さんと一緒に新たな歴史を刻んでいきたい」との考えを示した。その上で、「先生方と子どもたちを見守り、子どもたちの未来に夢を託す事業と活動を続けたい」と呼びかけた。
続いて、ジブラルタ生命保険=北海道営業本部長の茂筑裕司氏が祝辞に立ち、支部活動の充実と連携の強化に期待を寄せた。
議事に移り、幹事・監査を選出し、鈴木支部長と船山純副支部長兼専任幹事の再任を決定した。
つぎに、平成30年度事業報告・決算報告・監査報告を承認したあと、2019年度活動方針案・事業計画案・予算案について審議。いずれも原案どおり決定した。
活動方針には、「民による公益の増進」という使命と「最終受益者は子どもたち」をコンセプトに掲げた。
そのため、道支部が展開している3大事業「教育振興事業(奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業)」「福祉事業」「共済事業」の拡大・充実を最重要課題ととらえ、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進③関係団体・関係機関等との連携強化と組織拡大―の3点を活動の柱に据えた。
具体的には、学校・園の授業・部活動・学校行事などにスポーツアスリートを派遣するスポーツ教室「アスリート先生179助成」(11会場程度を予定)のほか、「ブックパック」(110校を予定)、「スポーツパック」(90校・園を予定)を継続して展開。
さらに、2019年度の新規事業として、「スクールアシストパック」を創設。理科教育の推進と学校教育の今日的課題に応える一助として、天体望遠鏡やプラネタリウム、顕微鏡の映像を大型モニターにつなぐことができる教材提示装置など、支部が指定した教材・教具等のセットから学校・園(88校・園を予定)が希望した教材等を贈呈する。
最後に、船山副支部長兼専任幹事が閉会あいさつ。日教弘の活動の教職員の周知を求めながら、「〝最終受益者は子どもたち”とのコンセプトに基づく活動の充実に向け、意義ある事業を進めていきたい」と決意を示した。
2019年度の役員・運営委員・参事(推進役)はつぎのとおり(カッコ内は出身母体等)。=敬称略=
▼役員
▽支部長=鈴木富士雄(道小)
▽副支部長兼専任幹事=船山純(道小)
▽幹事=松井光一(道小)、野寺克美(札幌市小・新)、谷直人(道中)、本間均(道中)、大鐘秀峰(道高校長協会)、富田敏明(道高校長協会)、伊藤政勝(道特長)、福井一之(道特長)、大石幸志(道小会長・新)、和田正教(道中事務局長・新)、宮下聡(道高校長協会長・新)、木村誠(道特長、知的障がい教育校長会長・新)、安田仁昭(道公教会長・新)
▽幹事・事務局長=大江則夫(札幌市小)
▽幹事・事務局次長=栗田俊一(道中)、本間達志(道小・新)
▽監査=北野茂樹(道公立小中事務職員協監査・新)、森知之(道公立学校事務職員協監事・新)、鈴木英昭(道小・新)
▽事務局次長=山本伸弘(道高校長協会)、角野誠(道小)
▼運営委員(いずれも校長・園長、ただし事務職員協議会除く)
▽運営委員=野尻一裕(江別市江別第二小・新)、砂川昌之(岩見沢市南小・新)、=本直樹(留寿都村留寿都中・新)、塩﨑弘明(江差町江差中・新)、海野厚二(北斗市上磯中・新)、渡辺一弘(苫小牧市沼ノ端小)、松田拓美(新冠町新冠中)、玉川弘幸(鹿追町瓜幕中)、武山昇(釧路町富原中・新)、横澤英三(中標津町中標津東小・新)、平田和史(網走市第四中・新)、鈴木伸行(鷹栖町鷹栖小・新)、杉本浩一(稚内市稚内南小・新)、
東公康(留萌市東光小・新)、森浩之(苫小牧東高)、鎌田到(滝川高・新)、佐々木淳(北見北斗高・新)、山根克文(旭川北高)、堀川厚志(札幌養護)、坂田恵子(札幌市白楊幼・新)、佐藤裕三(札幌市明園小・新)、橋本敏昭(札幌市中央中・新)、井村文俊(小樽市奥沢小・新)、榊博之(函館市亀田小・新)、山上昌彦(室蘭市八丁平小・新)、片倉徳生(苫小牧市開成中・新)、木下俊吾(旭川市朝日小・新)、菅原優博(帯広市東小・新)、塩住啓介(釧路市中央小・新)、端徹(道公立小中事務協会長)、石田陽子(札幌市公立小中事務協会長)
▼参事(推進役)―カッコ内は担当地区
▽参事(推進役)=加藤幸憲(後志・小樽)、中村政治(十勝・帯広)、増子守(上川・宗谷・留萌)、齊藤晃(釧路・根室)、小林次郎(網走・オホーツク)、川西康夫(上川・宗谷・留萌)、森直樹(札幌・石狩)、吉村恭子(全道〈高校・特別支援〉・札幌・石狩)、嶋田聡(渡島・檜山)、成田秀彦(空知)、川上博(胆振・日高)、中易まさき(札幌・石狩)、栗原靖(札幌・石狩)
(関係団体 2019-06-11付)
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