夏休み前に安全指導を　２０日の事故受け通知　道教委

（道・道教委 2019-07-24付）

　道教委は２３日付で各教育局長、道立学校長、市町村教委教育長に対し通知「児童生徒の交通事故防止に向けた指導の徹底」を発出した。今月、新ひだか町内で、自転車で道路横断中の児童が交通事故に遭い死亡したことを受け、各学校で夏休み前の安全指導のほか、夏休み期間中も交通事故防止を注意喚起するよう求めている。

　道内の交通事故死者数は２１日現在、前年同期比６人減の６３人。７月に入って交通死亡事故が多発しており、特に石狩管内では５日付で交通死亡事故多発警報が発表されるなど、厳しい状況となっている。

　こうした中、２０日に新ひだか町内で、自転車で道路横断中の小学４年生が自動車にはねられて死亡する交通事故が発生。道教委はこれを受け、２３日付で通知「児童生徒の交通事故防止に向けた指導の徹底」を発出した。

　通知では、道警からのメッセージ「夏休み期間中における児童・生徒の交通事故防止」を添付。各学校で児童生徒や保護者に対し、夏休みに入る前にホームルームや学級通信などを通じて安全指導を行うとともに、夏休み期間中においても、あらゆる機会を通じて交通事故防止を注意喚起するよう求めた。

　道教委は、添付を参考に、児童生徒が交通事故について日常的に潜む危険を把握して予測する力、危険を回避する力などを日ごろから身に付けさせ、発達段階に応じて自他の生命・安全を守ることができるよう指導を求めている。

(道・道教委 2019-07-24付)