元気で情操豊かな子を 教育大綱(元~5年度)策定―江別市(市町村 2019-08-26付)
江別市は、令和元年度から5年度の5ヵ年を実施期間とする教育大綱を策定した。基本指針に「確かな学力を育成する教育の推進」「地域とともにある学校づくりの推進」など10項目を掲示。元気で情操豊かな子どもたちの育成や、心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまちの実現に向け、時代の変化に対応した教育施策を展開していく。
市は、平成26年度から令和5年度の10ヵ年を期間とし、ことし3月に改訂した第6次市総合計画のもと、教育に関する個別計画として、学校教育基本計画、社会教育総合計画、スポーツ推進計画を策定。これら3計画を合わせたものを、国が示す教育振興基本計画に相当するものと位置付けている。
平成27年に策定した4ヵ年の教育大綱が終期を迎えたことから、ことし7月の総合教育会議での協議を踏まえ、改訂することとした。
改訂に当たっては、第6次市総合計画の基本目標を大綱の基本理念とし、3計画の基本目標を大綱の基本方針として定めた。
基本理念は、「未来のえべつを支える元気で情操豊かな子どもたちの育成」「心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまち・えべつの実現」の2点。
具体的な基本方針として、①確かな学力を育成する教育の推進②豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進③良好な教育環境の整備④地域とともにある学校づくりの推進⑤地域全体で子どもを守り育てる体制づくり⑥学びを支える生涯学習の推進⑦地域で育まれた多様な文化の再発見と創造⑧生涯スポーツの推進⑨地域スポーツ活動の推進⑩スポーツ環境の整備・充実―の10項目を掲げている。
前大綱と大きな変更点はなく、④と⑥の項目名や各小項目を若干改訂。
④では、「家庭や地域に開かれた学校づくり」から一歩踏み込み、コミュニティ・スクールの全市導入などを踏まえた表現に見直した。
⑥では、「生きがいを見出すことができる生涯学習の推進」から前半の表現を変更した。
市は、大綱に基づき、学校教育や社会教育のさらなる充実を図るとともに、時代の変化に対応した教育施策を展開していく。
(市町村 2019-08-26付)
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