第３８回札幌市立高総合文化体育大会　学校の枠を超え交流　文化部９種目、体育部１２種目

（市町村 2019-08-29付）

各部が日ごろの成果を披露した（写真は札幌大通高の和太鼓・伝統芸能部）

　札幌市立高校・特別支援学校長会（林恵子会長）は２３日、札幌市教育文化会館などで第３８回札幌市立高校総合文化体育大会を開いた。文化の部では８種目の発表および１種目の研修、体育の部で１２種目の競技を実施。生徒たちは日ごろの活動の成果を披露し合うなど、学校の枠を超えて交流を深めた。

　大会は、互いの信頼と友情の絆を深めるとともに、各校における部活動などの活性化を目指して開催するもので、札幌市教委との共催。ことしは文化の部に８２１人、体育の部に２５１２人が参加した。

　開会式では、優勝旗・優勝杯返還に続き、林会長があいさつ。同大会のほかに市立高校や中等教育学校などが合同で行う取組が多数あることにふれ「これらの取組に積極的に参加し、経験を通して豊かにたくましく成長してほしい」と呼びかけた。

　札幌市教委の檜田英樹教育次長が来賓あいさつ。部活動について、自身の成長のほか、仲間との絆が深まることにふれ「笑顔を絶やさず頑張ってほしい」と求めた。

　このあと、同館で文化の部を、各校などで体育の部を実施した。

　このうち、文化の部第１部は、市立札幌豊明高等支援学校和太鼓部の和太鼓演奏でスタート。続いて、市立札幌大通高校和太鼓・伝統芸能部が和太鼓を演奏したあと、外国語文化を探究する同校遊語部が発表した。また、市立札幌新川高校ダンス部が演技したほか、各校の放送局員が物語の朗読などを実施。各校の合唱部や吹奏楽部などが合唱や演奏を披露した。

　第２部では、市立札幌藻岩高校の演劇部が劇「士・農・工・商・ちょとＡ愛」を上演した。

　体育の部は、総合優勝に市立札幌新川高、準優勝に市立札幌啓北商業高校が輝いた。また、男女別では男子が市立札幌新川高、女子は市立札幌啓北商業高が優勝した。

(市町村 2019-08-29付)