江別市教委　部活動の方針案作成　市内大学と連携を想定　１０月１日まで意見聴取

（市町村 2019-09-02付）

　江別市教委は、市立学校にかかる部活動の方針案を作成し、きょう２日から１０月１日までパブリックコメントを実施する。案では、国・道の方針に基づき、週当たり２日以上を休養日に設定するほか、活動時間を平日２時間程度、休業日３時間程度に設定。地域との連携に関する記述では、市内大学との連携を想定して「大学」との連携を追記している。１０月下旬までに策定し、来年度から実施を目指す。

　市立学校における部活動を対象とする方針案は、ことし１月に道教委が決定した「北海道の部活動の在り方に関する方針」を参考に作成し、全６項目。

　項目３「適切な休養日等の設定」では、道の方針と同様、平日１日、土日１日以上の週当たり２日以上を休養日に設定。活動時間は平日２時間程度、休業日３時間程度としている。

　大会など１ヵ月前の活動にかかる特例については、活動時間の上限のみ設定。道と同様、１日の活動時間を平日３時間程度、休養日は４時間程度、週１６時間程度とした。

　項目４「生徒のニーズを踏まえた環境の整備」の地域との連携に関する記述では、市内大学との連携を想定して「地域の関係団体との連携」に「大学」を追記している。

　方針案は市教委ホームページで公開するとともに、各施設の窓口などで配布。きょう２日から１０月１日までパブリックコメントを実施する。これを踏まえて１０月下旬までに策定。本年度中に学校ごとの活動方針を策定し、来年度からの完全実施を目指す。

　なお、方針の策定に合わせ、市立学校における働き方改革推進計画の改訂も予定している。

(市町村 2019-09-02付)