恵庭南高オリパラ教育の本年度事業計画　ラグビーＷ杯で奉仕活動　４観点から様々な実践

（学校 2019-09-20付）

　オリンピック・パラリンピック教育推進事業拠点校の恵庭南高校（上田智史校長）は、本年度の事業実施計画をまとめた。新たに、ラグビーワールドカップ２０１９でファンゾーンにおけるボランティア活動を協力校と連携して実施。同校は２１、２２、２８日に参加型アクティビティの補助を行う。９月の恵庭市スポーツフェスティバルでのボランティア活動、１０月のオリンピアンを招いた講演会など、スポーツを「する、見る、支える、知る」の観点から様々な実践を展開する。

　道教委は前年度、オリパラ教育推進事業を開始し、恵庭南高を拠点校に指定した。協力校に白樺高等養護学校、北広島高校、千歳北陽高校のほか、本年度新たに札幌南高校、大麻高校を追加した。

　恵庭南高は道内唯一の体育科を有する高校として、率先してオリパラ教育に関する取組を展開。実践の目標「オリンピック、パラリンピックを通じてスポーツの価値への理解を深め、規範意識の涵養、国際・異文化理解、共生社会への理解など多面的な価値を深める」のもと、スポーツをあらゆる角度からとらえ、様々な実践に取り組んでいる。

　５月にはスポーツやパラスポーツの体験を通じて健常者と障がい者が交流するイベント「スポパラｉｎえにわ」でボランティア部が活動。車いすバスケットボール、ボッチャ、車いすフェンシングなどで運営を補助した。

　８月には地域のスポーツフェスティバル「えにわ花トリム＆ラン」にボランティアとして参加した。

　今後は協力校と連携し、ラグビーワールドカップ２０１９の開催に合わせて設置されるファンゾーンでのボランティアを実施。あす２１日には札幌南高、２２日には大麻高のラグビー部と共に参加し、外国人観戦客をおもてなしする日本文化体験イベントを補助する。

　２８日にはボランティア部が参加型アクティビティ・ラグビーウォークイベントの補助として、参加景品の配布や交差点での誘導などを行う。

　また、９月には恵庭市スポーツフェスティバルでボランティア活動を行い、１０月１６日にはオリンピアンを招へいした講演会を予定。スピードスケートで活躍した苫前商業高校の長岡弥生教諭を講師に招き、オリンピックへの理解を深める。

　このほか、道内小・中学校の推進拠点校同士の交流や男子新体操部による市内中学校への出前授業、協力校・白樺高等養護と連携した授業公開、恵庭クロスカントリースキー大会でのボランティア活動などを予定している。

(学校 2019-09-20付)