湧別中が職場体験実習　建設業の魅力を実感　作業体験などで理解深め

（学校 2019-09-24付）

　【網走発】湧別町立上湧別中学校（信本武彦校長）は１３日、遠軽町内の建設業者の協力を得て、職場体験実習を行った。工事現場の見学や作業体験などを実施。参加した生徒は、建設業の仕事について理解を深めた。

　職場体験実習は、湧別地区三中学校（上湧別中・湧別中・湖陵中）が、中高一貫教育として総合的な学習の時間で行っているもの。役場や保育園、ホームセンターなど様々な事業所が受け入れ先として協力。生徒たちは、将来の進路希望に合わせて体験先を選択している。上湧別中３年生の相澤実歩さんは、遠軽町内の㈱渡辺組を訪問した。

　はじめに、本社会議室で自己紹介、スケジュールと会社概要等の説明を受けたあと、町内で行われている土木工事と建築工事の現場を見学した。「設計に興味がある」という相澤さんは、現場代理人に積極的に質問するなど、興味深げに見学していた。また、鉄筋結束や釘打ちの作業も体験。相澤さんは慣れない作業に戸惑いながらも、楽しそうに取り組んでいた。

　体験実習を終えた相澤さんは「自分の夢や興味のあることについて、丁寧に教えてもらい勉強になった」「自分の将来について考えていきたい」などと、建設業の仕事について一層関心を高めたようだった。

(学校 2019-09-24付)