インターンシップ事前学習―足寄高　地元で働く意識高め　管内建設団体から講師

（学校 2019-09-25付）

帯広二建会の会員５人が授業を展開した

　【帯広発】足寄高校（笈川巧校長）は１７日、インターンシップ事前学習として、十勝管内の建設業者で構成される帯広二建会から５人を招いて出前講座を開いた。２年生６２人が受講。生徒は十勝地域での働きがい、働きやすさなどの説明を受け、地元で働くことに対して意識を高めた。

　帯広二建会は、建設業イメージアップ事業の一環として、管内すべての高校生を対象に出前授業を開催している。十勝の魅力や建設業の役割を生徒に伝え、地元で働くことに対して意識づけを行っている。十勝総合振興局と十勝教育局が後援した。

　はじめに笈川校長があいさつし、インターンシップの事前授業として職業観の形成に役立てるよう呼びかけた。

　続いて、帯広二建会の萩原一宏代表幹事があいさつし、「就職活動のとき、１６万社ある道内の企業から就職先を選ぶと言っても選び切れないと思う。講座をきっかけに十勝で働くことの良さや素晴らしさを感じてもらいたい」と期待した。

　引き続き、帯広二建会の斉藤和之顧問が「十勝で働く魅力と可能性」と題して講話。

　管内の概要や農業・観光の状況をデータで示し、景況感を説明。管内企業の魅力について「過去１０年で売り上げが伸びたと回答する会社は８割にのぼる。新規開業も増えており、十勝は経済活動が活発である」とした。また、管内の企業経営者として、インターンシップに参加する生徒にエールを送った。

　進路指導担当の辻堂雅之教諭は「まちの経済や建設業の役割など、経営者目線で企業の求める高校生の在り方などを教えていただいた。生徒にとってよい勉強になった」と述べた。

(学校 2019-09-25付)