オリパラ教育拠点校の恵庭南高　外国人客をおもてなし　ラグビーＷ杯イベントでボランティア

（学校 2019-10-08付）

　オリンピック・パラリンピック教育推進事業拠点校の恵庭南高校（上田智史校長）は９月２１～２２日と２８日の３日間、札幌市内でラグビーワールドカップ２０１９開催に合わせたファンゾーンや札幌市民交流プラザイベント会場で協力校の札幌南高校、大麻高校と連携しボランティア活動を展開した。着付け記念撮影、茶道体験、今ではなじみの薄くなったおはじき遊びなどの日本文化体験イベントや、ラグビー＆ウォーキングイベントの運営を補助。ラグビーワールドカップに来道した国内外の多くの老若男女のラグビーファンをもてなした。

◆協力校の札幌南高・大麻高と連携

　恵庭南高は、前年度から道教委のオリンピック・パラリンピック教育推進事業拠点校に指定。本年度新たに協力校に加わった札幌南高、大麻高と連携・協力し、ラグビーワールドカップ２０１９の開催に合わせて設置されたファンゾーン、札幌市民交流プラザでのボランティアに参加した。

　２１日からの２日間は、札幌南高、大麻高のラグビー部と連携し、札幌市民交流プラザのイベント会場で外国人観戦客へのおもてなしを行う日本文化体験イベントを補助。２日間で生徒計２０人が参加し、外国人に対する参加の声かけやイベント会場への案内、日本の遊び体験コーナー・茶道体験・着物の着付け体験の補助などを行った。生徒たちはファンゾーンで楽しむ外国人観光客に積極的に話しかけ、イベント内容などを英語で説明した。

　２８日はラグビー＆ウォーキングイベントに１０人の生徒がボランティアとして参加。イベントは、１５０人のラグビーファンが日本代表ジャージをイメージした赤と白のオリジナルＴシャツを参加証として着用し、ファンゾーンを発着地点としたコースを巡るもの。多くの人たちを誘導し約１０㌔㍍のコースを３時間半かけて歩き、北海道神宮では、このあと行われる日本対アイルランド戦の必勝を祈願した。

　参加した３校の生徒たちは、「実際にラグビーワールドカップを肌で感じ、外国人の母国を愛する気持ちがすごく伝わってきた」「きょうの体験を自分たちの部活動に還元し、部員を増やしたい」など、ボランティア活動への参加による成長を実感していた。

(学校 2019-10-08付)