北見工業高で建設基礎講話 進路選択の一助に 地元業者が魅力紹介
(学校 2019-10-18付)

北見工業高建設講話
講話を通して建設業の仕事について理解を深めた

 【網走発】北見工業高校(斉藤穣校長)で11日、建設科1年生34人を対象に、管内建設業の若手経営者らで組織するオホーツク二建会による建設基礎講話が開かれた。メンバーは、「社会における“縁の下の力持ち”との誇りをもてる仕事」と建設業の魅力を紹介するとともに、仕事の姿勢として「人の役に立つためにというマインドをもつことが大事。やがて豊かな人生をもたらす」などとアドバイスを送った。

 建設現場の実践的な講話を通して、2年次以降のコース・進路選択の一助にすることが目的。オホーツク二建会のメンバー12人が来校した。

 はじめに斉藤校長は、現場で働く人たちから直接話が聞ける貴重な機会であるとした上で、「建築か土木かどちらを取るか選ぶ時期が迫っている。講話を選択に生かしてほしい」と呼びかけた。

 続いて、二建会の後藤武史事務局長があいさつし、同会の活動内容などを説明したほか、「自分に合った仕事、やりがいのある仕事を選ぶことが大事」とし、「今回の講話をコース選択の参考にしてほしい」と述べた。

 このあと、久保毅剛事業副委員長と中村光一事業副委員長による講話と、実習「マシュマロチャレンジ」を実施。このうち、「建設業(土木と建築)」について講話した久保副委員長は「建設業は社会基盤、人間社会の根底をつくっている」とし、人々の安心・安全の確保にもつながっているとも述べ、「すごく大事な仕事だということを認識してほしい」と訴えた。仕事の特徴として土木は「社会における“縁の下の力持ち”との誇りをもてる」、建築は「人々への貢献を実感として感じることができる」と説明した。

 また、将来「“人の役に立つために”ということを心にもつことが大事」とし、それによって「仕事への取り組み方が向上し、豊かな人生をもたらす」と説明。コース選択については、自分の長所、得意なことを踏まえて「喜びを実感しやすい仕事を選ぼう」とし、「将来皆さんと一緒に仕事できることを楽しみにしている」と呼びかけた。

 生徒たちは、来春に迫ったコース選択に生かそうと、真剣な表情で講話に耳を傾けていた。

(学校 2019-10-18付)

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