岩見沢農業高の農業土木工学科　スケールの大きさ体感　石炭採掘現場を見学

（学校 2019-10-23付）

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（廣瀨之彦校長）は９月中旬、奈井江町で建設業を営む㈱砂子組が石炭を採掘する現場「砂子炭鉱三笠露天坑」で現場見学を行った。農業土木工学科の生徒約４０人が参加。石炭採掘の方法や施工の流れなどについて説明を受け、重機にふれるなどして現場のスケールの大きさを体感した。

　同校と授業連携協定を結ぶ空知建設業協会が主催した。

　はじめに、砂子組の担当者が三笠露天坑の概要を説明。重機で地表をそぎ取る「露天掘り」という手法で採掘していることや、同炭鉱の石炭が砂川火力発電所で使われていることを伝えた。

　また、事業計画や施工の流れを紹介。ドローンを用いて採掘後の斜面や採掘状況を観察していることを解説した。

　現場で使われている大型重機のバックホーやダンプカーを見学。生徒は、普段体験できない運転席からの眺めを存分に味わった。

　現場見学後、代表生徒が「こんなに大きな重機は初めて見た」と、感謝の言葉を述べた。

(学校 2019-10-23付)