建設コンサルタント会社が支援 河川防災について考え 帯広市稲田小の理科授業(学校 2019-11-21付)
実験キットやパネルで分かりやすい授業を展開した
【帯広発】帯広市立稲田小学校(伊賀真美校長)で10月と11月の計2回、音更町内の㈱北開水工コンサルタント職員による地域連携授業が開かれた。5年理科の単元「流れる水のはたらき」で、防災教育を取り上げた。全クラスが対象。実験セットやパネルなどを使って授業を展開し、河川防災について考えさせた。
北開水工コンサルタントが取り組む地域連携活動の一環。子どもたちが身近な環境に対して興味を高めることをねらった。
10月下旬の初回は、流れる水が土が浸食する様子を観察しやすい実験キットを持ち込み授業を展開。児童は土が削れる様子を観察し、単元への理解を深めた。
2回目の授業は今月12日に実施。
各クラスでは、担任教諭が課題「川が増水するときはどんなときか、災害から身を守る工夫を考えよう」を示し、北開水工コンサルタント職員が標高や地下水との関係など、川が増水する仕組みを説明。動画資料で通常の状態と増水した状態を示し、川幅が広がっていることや、中央付近の流れが速いことなどを確認させた。
このあと、「土のうを積む」「堤防をつくる」「洪水の予測範囲を計算する」など、数々の防災技術のパネルを示し、児童を班に分けて一つ選ばせ、どういう意味か考えて発表させた。
授業を参観した伊賀校長は、子どもにとってつまずきやすい単元であることにふれ、「実験装置やパネルを使って分かりやすい授業を展開していただき、大変感謝している」と話した。
(学校 2019-11-21付)
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