富良野緑峰高創立２０周年式典　グローバル人材育成を　４８０人が新たな門出祝う

（学校 2019-11-27付）

式辞を述べる新山校長

　【旭川発】富良野緑峰高校創立２０周年記念事業協賛会は１６日、同校で富良野緑峰高校創立２０周年記念式典を執り行った。同校生徒や関係者など４８０人が出席。同校の新たな門出を祝った。

　同校は、平成１１年に富良野工業高校と富良野農業高校、富良野高校商業科が統合し、北海道で唯一の農業・工業・商業の３大学科を備えた専門高校として開校した。全国に５校しかない「農業特別専攻科」を設置しており、今日まで２４９３人の卒業生を送り出してきた。

　式典に合わせて、園芸科学科の生徒が校章の形をした手づくりクッキーを配布したほか、電気システム科の生徒が校舎模型やネームプレートを製作し、出席者をもてなした。

　新山雄士校長は、「先人たちの残した伝統を受け継ぎ“チーム富良野緑峰高校”として、地域や産学官連携を推進する。地元はもちろん、日本や世界を支える、夢と高い目標をもったグローバルな人材を育成していく」と話した。

　猪狩修平協賛会長のあいさつのあと、来賓の上川教育局の河野秀平局長と北猛俊富良野市長から祝福の言葉が贈られた。

　在校生を代表して西田脩人生徒会長が、「校訓である“心豊かに学び考え逞しく”のもと、一人ひとりが努力を積み重ねていくことを誓う」と宣言した。

　記念品贈呈や感謝状贈呈なども執り行われた。

　式典後は祝賀会を催し、２０周年を迎えたことを喜び合うとともに、新たな門出を祝った。

(学校 2019-11-27付)