【令和２年を迎えて　教育研究団体に聞く】　北海道言語障害児教育研究協議会　平澤淳志会長

（関係団体 2020-01-09付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。日ごろより皆様には、本協議会に対し温かいご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

　本協議会は、昭和４３年に発足した５０年を超える歴史のある研究団体です。会員構成は、道内の「ことばの教室」と「きこえの教室」および幼児の療育に携わる担当者となっております。教育と療育の担当者が同じ研究団体を形成していることは、全国的にも珍しく、本協議会の特色の一つと言えるものです。

　活動としては、道内を１１のブロックに分け、各ブロックにおいて、その地域の会員が主体的に研修や情報交流等をしています。また、経験の浅い先生向けの研修会である「言難ＡＢＣ」や、専門的に深く学ぶことのできる「言語障害臨床研修会」などを開催し、会員の指導力向上を目指した取組にも力を入れています。

　さらに、昨年９月には、第５２回北海道言語障害児教育研究大会を釧路市で開催いたしました。２２０人を超える教師・療育関係者が一堂に会し、互いの考えや本音に共感したり、言難教育の現状や今後の課題について共有したりすることができました。関係各位のご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。

　新年度も、「ことばを支える“心の育ち”を大切にした支援のあり方を考える」の研究主題のもと、関係機関との連携を深めながら、実践研究をより充実すべく努力していきたいと考えています。

　今後とも、本協議会への一層のご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

▼新年度の事業計画

▽第５３回北海道言語障害児教育研究大会小樽大会

・期日＝９月１８日（金）～１９日（土）

・会場＝小樽市民会館・小樽市立稲穂小学校　

・事務局＝札幌市立青葉小学校通級指導教室（事務局長―松澤史子教諭）

(関係団体 2020-01-09付)