【解説】新型ウイルス　治癒まで出停

（コロナウイルス関連 2020-02-21付）

　道教委は、１９日付で新型コロナウイルスに関連した通知３本を各教育局長、道立学校長、札幌市以外の市町村教委教育長に発出した。新型コロナウイルス予防のための留意点や発生時の対応を伝達。ウイルスに罹患した児童生徒の情報を得た場合、校長は治癒までの間、出席停止措置をとること、道立学校・市町村教委は直ちに教育局に報告することなどを要請した。

　通知「新型コロナウイルス感染症に関する対応について」では、厚生労働省のリーフレット『新型コロナウイルスを防ぐには』を添付し、学校において児童生徒に配布するよう依頼。

　児童生徒に発熱などの風邪症状がみられる場合、学校等を休み、外出を控えること、毎日体温を測定・記録することなど、相談・受診の際の留意点を伝えている。

　「学校における新型コロナウイルスに関連した感染症対策について」では、保護者との連携を密にして健康観察を徹底し、児童生徒に症状がみられる際は無理せず自宅で休養するよう指導するほか、教職員に同様の対応を促すよう求めた。

　また、卒業式などの学校行事、入学試験など大勢の人が長時間同じ空間にいる場合、こまめな換気やアルコール消毒液の設置など、可能な範囲での対応を検討するよう求めている。

　「児童生徒等に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について」では、都道府県、保健所を設置する市または特別区から新型コロナウイルス感染症に罹患した児童生徒等の情報を得た場合、校長は治癒までの間、出席停止の措置をとることを要請。

　この場合、道立学校・市町村教委はただちに教育局に報告すること、都道府県等から校長に出席停止の措置の要請があった場合においても直ちに教育局に報告するよう求めた。

(コロナウイルス関連 2020-02-21付)