元年度全国体力・運動能力調査　女子　小・中共に最高値　男子　小・中３年連続全国超　石狩市教委

（市町村 2020-03-17付）

石狩市の全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果（クリックすると拡大表示されます）

　石狩市教委は、令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査における市内児童生徒の結果を公表した。体力合計点の過去３年間の経年変化をみると、男子は小・中学校共に３年間連続して全国平均以上を達成。女子は小・中学校共に過去３年間で最も高い結果となり全国平均との差を縮めた。

　調査は、昨年４～７月、市内の小学校１２校の５年生５６２人、中学校８校の２年生４８４人を対象に実施。実技８種目（中学校は持久走か２０㍍シャトルランのいずれかを選択）と質問紙調査の結果を集計した。

　実技に関する調査結果をみると、小学校男子は、「握力」「長座体前屈」「反復横とび」「ソフトボール投げ」の４種目で全国平均以上となった。

　小学校女子は、「握力」「長座体前屈」「反復横とび」「ソフトボール投げ」の４種目で全国平均以上。

　中学校男子は、「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「反復横とび」「立ち幅とび」「ハンドボール投げ」の６種目で全国平均を上回った。

　中学校女子は、「握力」「反復横とび」「持久走」の３種目で全国平均を上回った。うち「持久走」では、全国に比べ４６・５７秒上回った。

　体力合計点の過去３年間の経年変化をみると、男子は小・中学校共に３年間連続して全国平均を上回った。女子は小・中学校共に過去３年間で最も高い結果となり、全国平均との差を縮めた。

　児童質問紙調査では、朝食を毎日食べる児童が男女共に全国平均を下回っている。また、テレビ、ゲーム機、スマートフォンなどの視聴は特に男子で５時間以上の長時間の視聴の傾向が顕著であり、全国を大きく上回った。

　生徒質問紙調査では、朝食を毎日食べる生徒は男女共に全国平均を下回った。９時間以上の睡眠を取っている生徒は男女共に全国を上回った。

　学校質問紙調査では、多くの質問項目で、全国の平均を上回った。うち、「すべての児童生徒の家庭に対して、子どもの体力向上にかかる説明・呼びかけなどを行った」と回答した割合は小学校で１００％となり、中学校も全国平均を大幅に上回った。

(市町村 2020-03-17付)