全国体力等調査結果　当別町教委　体力合計　小学女子で平均超　学校以外でも運動習慣を

（市町村 2020-03-18付）

当別町の令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果体力合計点のＴ得点（クリックすると拡大表示されます）

　当別町教委は、令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を公表した。全国平均を５０・０としたＴ得点で表示。体力合計点は、小学校女子で全国平均を上回った一方、小学校男子、中学校女子で全国平均を下回った。小学校男子は、すべての種目で全国平均を下回った。

　元年度調査は、昨年４～７月に町内小学校２校の５年生１１１人、中学校２校の２年生９９人を対象に実施。実技８種目（中学校は持久走か２０㍍シャトルランのいずれかを選択）と、質問紙調査の結果を集計した。

　小学校男子は、すべての種目で全国平均を下回った。特に「上体起こし」「長座体前屈」「２０㍍シャトルラン」で全国平均を５ポイント以上下回った。体力合計点は、全国平均を５・７ポイント下回る結果となり、町教委は「筋持久力、柔軟性、全身持久力に大きな課題がある」と分析している。

　小学校女子は、「握力」「反復横とび」「５０㍍走」「立ち幅とび」「ソフトボール投げ」の４種目で全国平均を上回り、体力合計点は全国平均を上回った。

　中学校男子は、「握力」「上体起こし」「５０㍍走」「立ち幅とび」で全国平均以上。体力合計点は、ほぼ全国平均並みとなった。

　中学校女子は、「握力」「５０㍍走」「立ち幅とび」「ハンドボール投げ」で全国平均を上回った。一方、「２０㍍シャトルラン」は４・２ポイント下回った。体力合計点は全国平均を１・８ポイント下回った。

　児童生徒質問紙調査では、「運動やスポーツは大切」と回答した児童の割合について、男子が全国平均を下回った。また、土・日曜日の運動時間は男女ともに全国平均を下回った。

　町教委は「運動やスポーツに対する意欲に課題があり、家庭での運動習慣が不足していることがうかがえるため、学校以外でも運動する習慣を付けるよう、家庭・地域と連携した取組が必要」と分析している。

　中学校では、「運動やスポーツをすることは好き」と回答した生徒の割合、土曜日の運動時間いずれも男女ともに全国平均を下回った。町教委は「運動・スポーツの楽しさを家庭・地域に啓発する取組が必要」と分析している。

(市町村 2020-03-18付)