釧路町２年度教育行政執行方針　学習支援員　１人増員　小学校低学年の学力向上へ

（市町村 2020-03-31付）

釧路町教委・辻川尚志教育長

　【釧路発】釧路町教委の辻川尚志教育長は令和２年度教育行政執行方針で、学習支援員を１人増員し、小学校低学年の基礎学力の向上を図ることなどを示した。プログラミング教育については、先進事例の紹介や各校の実践交流、研修会などを通して教員のスキルアップを図る方針も明らかにした。ＡＬＴ（外国語指導助手）を１人増員し、子どもたちが英語にふれる機会の拡充を図る。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

　各種学力調査の分析、学校改善プランの作成・評価に努める。学習支援員を１人増員し、小学校低学年の基礎学力の向上を図る。

　プログラミング教育については、先進事例の紹介や各校の実践交流、研修会などを通して教員のスキルアップを図る。

　ＡＬＴを１人増員し、子どもたちが本物の英語にふれる機会を充実させる。

　ブックスタート事業に引き続き取り組み、子育てを応援する。図書まつりや絵本の読み聞かせなど、読書に親しむ機会を提供する。

　各種スポーツ教室を継続実施する。新たなスポーツ・遊び体験の機会の提供に取り組む。

　栄養教諭を核として全学校全学年での食育指導を引き続き推進する。

　鮭、昆布、ダイコン、カブなど地場産物の使用拡大と地域の特産物への関心を高めるため、ふるさと給食のさらなる充実に努める。

　スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーを有効に活用した総合的な教育相談体制の充実を図る。

　コミュニティ・スクールの円滑な推進に努める。町の教育資源や地域人材といった“まちじゅう先生”を活用した学習を積極的に進める。

　学校力向上総合実践事業では、包括的な学校力向上に向けた学校改善を推進し、実践指定校の取組を町内で共有しながら、組織力向上を図る。

　ノーゲームデーや「我が家の約束づくり」の取組を継続する。全学校で生活リズムチェックシートを活用し、充実した生活習慣・学習習慣を確立させる。家庭学習の手引きを各校で作成する。

　放課後子ども教室、土曜まなび場、夏・冬のまなび場などの体験活動の充実に努める。

　現状に適応した学校配置と長寿命化対策を進める。

　郷土芸能を伝承するため、小・中学生に対し鑑賞や体験の機会を提供する。

(市町村 2020-03-31付)