札幌市教委　学びのサポーター活用　１校当たり年７００時間　多様なニーズに応え支援

（市町村 2020-04-13付）

　札幌市教委は学びのサポーター活用事業について、本年度も引き続き１校当たりの活用可能時間数を年間７００時間として取組を進める。市立小・中学校の通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする子どもに学びのサポーターを派遣するもの。学びのサポーターは、児童生徒が学校生活および学習活動を送る上で必要な支援に取り組む。

　札幌市で特別支援学級に在籍している児童生徒は、ここ１０年間で倍増。児童生徒一人ひとりの多様な教育的ニーズや合理的配慮を踏まえた支援に応えていくことが求められている。

　事業は、市立小・中学校の通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする子どもに学校生活を送る上で必要な支援を充実させるため、学びのサポーターの活用を進めるもの。平成２０年度から実施しているもので、学びのサポーターは学校生活および学習活動を行う上で必要となる支援を行う。

　また、通常学校と特別支援学校に在籍する肢体不自由の児童生徒に日常の食事や移動などの補助を行う介助アシスタント制度も含まれている。

　２７年度は１校当たり年間で５２０時間程度で実施。２８年度は５８０時間程度、２９年度は６４０時間程度、３０年度と令和元年度は７００時間程度と段階的に活用可能時間数を増やしてきた。

(市町村 2020-04-13付)