当別町幼保小接続プログラム　年間通し教職員交流　プール体験や校舎見学も

（市町村 2020-04-21付）

　当別町は、幼児教育と小学校教育の円滑な接続を目指すため、町幼保小接続プログラム～子どもたち一人ひとりの健やかな成長のためにを策定した。年間を通して認定こども園と小学校の教職員交流を実施。このほか、園児たちの小学校プール体験や校舎見学などを盛り込んでいる。

　同プログラムは、幼児教育と小学校教育の連続性・一貫性をもった幼保小の接続を目指し、町内認定こども園・各小学校と協力して策定したもの。

　各認定こども園、各小・中学校での指導計画作成や、認定こども園・小学校の教職員連携の資料として活用するよう期待している。

　プログラムでは、教育目標に「社会を背負う、世界にも通用する“知・徳・体”を備えた人の育成」を設定。年長児童の１年を通したアプローチカリキュラムでは、ねらいを「生活に自信をもち、それに向かって努力をし何事にも最後までやり遂げ達成感や充実感を味わう中で就学に向かっての自信をもつ」とした。

　小学１年生からのスタートカリキュラムでは４月から夏休み期間までのねらいとして「小学校での新しい生活に慣れ、仲間と一緒に生活や学習にのびのびと取り組む中で自分らしさを発揮する」とした。

　認定こども園と小学校の連携では、年間を通して教職員交流を実施。このほか、園児の小学校プール体験や学校校舎・校庭での運動会の実施、小学校見学などを盛り込んでいる。

　町は今後、実効性やさらなる充実に向けＰＤＣＡサイクルの流れに沿って検討・協議・更新を行い、継続的に改善を図っていく。

(市町村 2020-04-21付)