浦河町2年度教育行政執行方針 全小学校にCS導入 英検等検定料を全額助成(市町村 2020-04-23付)
浦河町教委・浅野浩嗣教育長
【浦河発】浦河町教委の浅野浩嗣教育長は令和2年度教育行政執行方針で、新たに中学校区ごとに学校運営協議会を設置し、すべての小・中学校にコミュニティ・スクールを導入するとした。英語検定と漢字検定の検定料を全額助成する。
執行方針の概要はつぎのとおり。
【学校教育の推進】
地域とともにある学校づくりを進めるため、本年度新たに中学校区ごとに学校運営協議会を設置し、すべ
ての小・中学校にコミュニティ・スクールを導入し運用していく。
学力向上対策として、授業改善や新学習指導要領への対応を引き続き行うとともに、次代を見据えたICT機器の整備を進め教育環境の充実に努めていく。
▼特色あるコミュニティ・スクールの推進
中学校区ごとの実情に合わせた学校運営協議会を設置し、特色ある学校づくりを進め、地域ぐるみで子どもの育成に取り組む。コミュニティ・スクールを効果的に機能させるため、社会教育が担う地域学校協働活動との一体的な推進に努める。
▼資質・能力の育成と学びを支える教育環境の充実
新たな学びへの対応と学力向上を図るため、学力向上推進委員会を設け、全国学力・学習状況調査と標準学力調査の結果分析や公開授業、秋田県大館市視察研修などを行い、情報共有と方策を検討し、研修内容を随時各学校へ還流し実践に生かすよう取り組んでいる。
授業改善を徹底するため、現職教員研修など各種研修会によって、教員一人ひとりの授業力の向上に努め、児童生徒の学力向上につなげていく。
家庭学習については、保護者と連携し習慣化を図るとともに、小・中学生に配布済みのタブレットのドリル学習が自宅でもできるよう持ち帰りを可能とし、学校の学びが家庭につながるよう取り組んでいく
新たに英語検定と漢字検定の検定料を全額助成し、小・中学生の学習意欲を喚起し、英語や漢字力の向上につなげていく。
全小・中学校に電子黒板を複数台配置するとともに、高速大容量通信ネットワークに対応するため、国の補助金を活用し校内無線LANの整備を行い、タブレットの効果的な活用などICT環境の充実に取り組んでいく。
小学校から高校までの12年間を見通した浦河の子どもたちを育てるため、浦河高校との連携は不可欠であり、小中高連携協議会による情報共有を図るとともに、同校生徒の地域活動や課題研究、生徒募集活動などに対し支援していく。
▼豊かな心と健やかな体の育成
道徳について、各学校担当教師による道徳教育推進委員会を開催し、年間指導案や評価など情報を交流し普及・推進に努めていく。
いじめや不登校などの早期発見と解決のため、専門スタッフを増員し小・中学校へ定期的に訪問し関係機関と連携し、子どもたちの心のケアと予防体制の充実に努める。
食による郷土浦河の文化や伝統への理解と関心を深めることが必要であり、学校給食を生きた教材として活用するなど、栄養教諭の指導や各教科で関連した指導に努めていく。
▼一人ひとりのニーズに対応した特別支援教育の充実
学校に特別支援教育支援員を配置するとともに、特別支援教育連携協議会において学校、関係機関、保護者が情報を共有するなど支援体制の充実に努める。
子どもの発達を記録し一貫した支援をするため、新入学児童の保護者に子育て支援ファイル『おーるうぇいず』を配布し、活用に努めていく。
【社会教育の推進】
▼学んでつながる生涯学習推進体制の充実
地域と学校が連携・協働して子どもの成長を支える地域協働学校活動を進め、地域と学校をつなぐコーディネート機能をもつ地域学校協働本部を社会教育課に設置し、コミュニティ・スクールの活動が活性化するよう支えていく。
▼多様なニーズに対応した図書館活動の推進
本年度新たに、読んだ本の履歴が分かる読書通帳機を導入し、すべての小学生から高校生までの読書通帳を配布するなど、読書活動の推進と図書館の利用拡大を図っていく。
(市町村 2020-04-23付)
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