マスク１３５０枚作成　共和町教委･町民有志ら　町内小・中全４校に寄贈

（コロナウイルス関連 2020-05-14付）

　【小樽発】共和町教委や共和町地域おこし協力隊、町内の裁縫系サークルなどが作成した布マスク１３５０枚が１日、町内の全小・中学校４校に贈られた。児童生徒にそれぞれ３枚ずつ提供する。

　新型コロナウイルス感染症対策のため、４月中旬から共和町地域おこし協力隊の秋月楓さんが中心となり、キルトサークル、パッチワークサークル、共和町女性の会、裁縫有志の会、その他ボランティアの総勢７０人で布マスクを作成。

　町内の児童生徒約４００人に３枚ずつ配るため、１２００枚を目標に町内の生涯学習センターや住民センター、自宅などで作業し、４月末までに約１３５０枚が完成した。

　１日の分散登校日に共和町女性の会が共和中学校、パッチワークサークルが東陽小学校、キルトサークルが西陵小学校、裁縫有志の会が北辰小学校を訪問し、代表児童生徒に手渡した。児童は「このマスクを大切に使いたい。元の生活に早く戻りたい」などと話していた。

　共和町教委の高橋慶行総務係長は「短期間で完成できたのは町民の協力のおかげであり、ありがたい」と感謝していた。

(コロナウイルス関連 2020-05-14付)