本年度は水泳授業中止　市立学校へ通知　札幌市教委

（コロナウイルス関連 2020-05-14付）

　札幌市教委は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、市立学校における水泳などの授業を中止する。８日に通知「令和２年度の水泳等の授業の中止について」を発出した。

　スポーツ庁は４月２８日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各自治体において海開きやプール開設などの可否について十分検討するよう通知した。

　通知を踏まえ、市教委は臨時休業の長期化に伴い、教育課程の再検討が認められるとともに、水泳などの授業の実施に当たっては、密閉、密集、密接の３密を避けることが難しい状況が生まれやすいことなどから本年度の市立学校における水泳などの授業を中止することとした。

　屋外プール施設の維持管理として、上屋ビニール作業、プール槽の養生シート作業、プール槽の水張り作業、プール清掃作業など６事項について説明。うち、プール清掃作業については水張り前のプール清掃は不要としており、プール槽の養生シート取り付け前に１度、プール清掃を行うことを求めている。

　通知を踏まえ、水泳授業を含めた教育課程の再編成などについても今後検討していく。

　なお、水泳などの事故防止ならびに体育科および保健体育科の学習における水泳などの心得の取扱いなどは、今後、国から出される通知を踏まえ発出する。

(コロナウイルス関連 2020-05-14付)