江別市中央小 Ｈｅｌｌｏ Ｄａｙ　近況報告や図書貸し出し　短時間でも心の距離縮め

（コロナウイルス関連 2020-05-13付）

間隔を空けて並ぶ子どもたち

　江別市立中央小学校（三島哲校長）は、臨時休業期間中の措置として担任への近況報告や、学校図書の貸し出しなどを行う「Ｈｅｌｌｏ　Ｄａｙ」を１１日から実施している。児童・保護者は割り当てられた時間に登校し、滞在時間は５～１５分程度。山本武教頭は、児童の笑顔を取り戻すため「社会的距離を取りつつ、心の距離は縮めたい」と語った。

　臨時休業が５月３１日まで延長となり、教員から「課題の配布を子どもたちに直接会って行いたい」という意見や、児童から「学校図書が借りられない」などの声が寄せられたことから、同校はＨｅｌｌｏ　Ｄａｙを実施することとした。

　担任への近況報告、課題の配布・提出、学校図書の貸し出しを行う。

　登校は、児童のみ、保護者のみ、または児童と保護者が一緒に行くことも可能。登校前は体温を測定し、かぜ症状がないことを確認するよう呼びかけている。

　３密（密閉・密集・密接）を避けるため、児童・保護者は定められた割当時間帯に来校。１人当たり５～１５分程度を滞在目安としている。

　１回目のＨｅｌｌｏ　Ｄａｙは１１日に実施。級友や教員との再会に子どもたちの顔から笑顔がこぼれた。

　山本教頭は「子どもの学びを守るためには、笑顔を取り戻すことが必要。社会的距離を取りつつも、心の距離は縮めていきたい」と語った。

(コロナウイルス関連 2020-05-13付)