分散登校実施も視野に　臨時記者会見で秋元札幌市長

（コロナウイルス関連 2020-05-19付）

　札幌市の秋元克広市長は１５日の臨時市長記者会見で、５月末までの一斉休業期間終了後の学校再開の見通しについて、分散登校も視野に段階的に学校再開に向けた準備を進めていくことも効果的であるなど、自身の見解を示した。

　秋元市長は新型コロナウイルス感染症の状況を報告。市立学校における分散登校の検討について「石狩管内を除く全道では分散登校を進めていく方針。市については市教委で検討する」と述べたほか、一斉休業期間については、市と道の緊急共同宣言で示した５月末までは変更せず休校を継続するとした。

　また、「学校再開後、子どもたちの生活リズムが乱れていることを懸念している」とし、「学校生活に徐々に慣れていくためには、分散登校も効果的」などと述べた。

　運動会や修学旅行などの校内行事については「今後の学習遅れの取り戻しと、行事のバランスによる。修学旅行は限られた学年で１度だけ行われるため、時期を含めて検討する。運動会の実施などは、現段階では難しいのではないか」と話した。

(コロナウイルス関連 2020-05-19付)