道研 新型コロナ対応特設コーナー 理科教材8種を紹介 身近な材料で作成可能
(コロナウイルス関連 2020-05-18付)

道研・コロナページに理セン手づくり教材掲載
北海道の動物がパタパタ動く「パタリンシリーズ」(クリックすると拡大表示されます)

 道立教育研究所は、ホームページ上の新型コロナウイルス感染症対応に関する特設コーナーに「自宅で作成できる理科教材(ハンズオン教材)」を掲載した。附属理科教育センターがこれまで開発・収集してきた50種類以上の手づくり教材の中から、家庭にある身近な材料などで作成できる教材8種を紹介。作成マニュアルや台紙のファイルはダウンロードして使うことができる。同センターは、児童生徒が教材づくりを通して身近な科学を体験的に学びながら、家庭での時間を楽しめるよう期待している。

 ハンズオン教材は、子どもたちが実際に手でふれたり、つくったりすることを通して科学を体験的に学ぶもの。同センターでは、身近なものを利用したハンズオン教材の開発、収集を行っており、ホームページ上に約50種類掲載している。

 このうち、児童生徒が家庭で容易にそろえやすい材料で簡単につくることができる教材を、各分野から8種類選んで紹介した。

 エネルギー領域からは、北海道の動物が磁力でパタパタ動く「パタリンシリーズ“北海道の動物編”」と、紙を折って輪の形の飛行機をつくる「紙ジャイロ飛行機」を紹介。

 粒子領域からは、安価で簡単に作成でき、生徒がもち帰ることのできる名刺サイズの「粒子モデルVer.2の作製」と、理科室の安全な使い方や正しい実験方法を学ぶことができる「実験まちがい探し」を掲載している。

 生命領域からは、イカの解剖実習の事前指導で活用できる「イカのドライラボ」、磯の生き物を名刺サイズで解説した「磯カード」を紹介。

 地球領域では、CDケースを使わずに簡単な材料でつくることができる高度測定器「何℃サン」、1年中使用できるペーパー日時計「理センCLOCK」を載せている。

 このほかのハンズオン教材は、同センターのホームページから探すことが可能。今後も休業の状況をみながら追加していくという。

 同センターは「ICTによる学習だけでなく、自分の手でつくったりふれたりすることで体験的に学ぶことができる教材を作成して、家庭での時間を楽しんでほしい」と話している。

(コロナウイルス関連 2020-05-18付)

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