タブレット端末活用し初の試み　生活リズム・学力定着を　西興部中が家庭学習支援

（コロナウイルス関連 2020-05-18付）

　【網走発】西興部村立西興部中学校（平田隆男校長）は、きょう１８日から生徒用のタブレット端末を活用したオンラインでの家庭学習支援に取り組む。タブレット端末を各家庭で活用させるのは初の試み。学習課題への疑問や質問などに対応し、生徒の生活リズム確立や学力の定着などを目指す。

　西興部村教委は前年度、西興部中の生徒用にタブレット端末２６台を購入。同校では、授業の中で自分の考えをまとめる活動など、様々な場面で活用してきた。

　新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業が続く中での対応として、生徒の生活リズムを整えるとともに、きめ細かく生徒の学習をサポートし学力の定着を図ることを目的に、初の試みとしてタブレット端末を活用した家庭学習支援に取り組むこととした。

　１５日の登校日に端末を生徒一人ひとりに貸与したあと、テスト接続を行った上で、１８日から開始する。今後、学校再開に向けて段階的に登校日を増やすこととしているため、登校日以外の平日午前８時３０分から１０時５０分まで、１コマ３０分程度で行う予定。

　基本的にはビデオ会議アプリＺｏｏｍを活用し、複数接続で学習課題への疑問や質問などに応じるが、個別に質問などがあればインターネット電話サービスＳkypeでも対応する。

　通信環境は各家庭の回線などを活用してもらうが、必要な家庭にはポケットＷｉ―Ｆｉを端末とともに貸し出す。

　村教委は、この試みによる学習環境充実などの成果に期待を寄せている。

(コロナウイルス関連 2020-05-18付)