別海高　休業中の生徒にエール　明日がこない日はない　通信に教員直筆メッセージ

（コロナウイルス関連 2020-05-18付）

教員からの直筆メッセージの一部（クリックすると拡大表示されます）

　【釧路発】別海高校（大関俊郎校長）は、１５日発行のキャリア教育推進部通信に教員から生徒に向けた直筆メッセージを掲載した。全教職員３５人が「共に支え合おう」「みんなに会いたい！」などのメッセージを寄せ、新型コロナウイルス感染症の影響で休業中の生徒を励ましている。

　同校では、前年度新たに設置したキャリア教育推進部が通信『Ｌｉｆｅ　Ｃｏｍｐａｓｓ』を発行している。通信では、町内社会人へのインタビューや別海高生の未来会議の様子などを紹介し、生徒のキャリア意識高揚を図っている。

　今回は、臨時休業が大型連休後も継続することとなったことから「登校できず、この先の生活に不安を抱えている生徒を励ましたい」との思いで、１５日発行の通信本年度第２号に全教員の直筆メッセージを掲載した。

　キャリア教育推進部長の田村優介教諭が「コロナ禍の中、選択するものは」と題した一文を掲載。この厳しい状況をどうとらえ、行動していくのかを考えるよう呼びかけ、「今の選択が将来の自分をつくる」と伝えた。

　また、大関校長をはじめとする全教職員３５人の直筆メッセージを掲載。「明日がこない日はない」「世界と共に戦っている。あなたは一人じゃない」などと生徒を励ました。

　田村教諭は「生徒たちが少しでも前向きになれるよう、先生方に協力をお願いした。一緒に乗り越えていこうという思いを伝えることができた」と話していた。通信は、１５日に学習課題などと一緒に生徒宅に郵送した。

(コロナウイルス関連 2020-05-18付)