帯広市が商工会議所から受贈　児童用サイズも用意　小中生らにマスク９万枚

（コロナウイルス関連 2020-05-29付）

マスクを寄贈した川田会頭（左）と米沢市長

　【帯広発】帯広市は２２日、帯広商工会議所（川田章博会頭）からマスク９万１５５０枚の寄贈を受けた。市教委を通じて、児童生徒一人当たり５枚、商工会議所からの感染症防止啓発と保護者へのメッセージの書かれたパンフレットを同封し、小・中学生や教職員などに配布する。

　帯広商工会議所は、市場でのマスクの供給不足を憂慮。マスクの手配に当たっては、非常事態宣言の影響で収入の減っている会員などからも快く援助を得て、小学生用の小型のマスク４万枚と、中学生と教職員用のマスク５万枚など、９万１５５０枚用意した。

　この日、帯広市に４万枚寄贈。米沢市長は日常生活におけるマスクの重要性にふれながら、感謝の気持ちを伝えた。

　残りのマスク５万枚余りについては準備が整い次第、市教委を通じて１人当たりマスク５枚を感染症防止パンフレットと共に子どもたちに配布される。

　川田会頭は子どもの口元にフィットする小型のマスクを注文したことを説明しながら、「経験したことのない苦境に負けることなく、地域や自分のためによく学び、たくましく、強く育ってほしい」と、子どもたちへの激励のメッセージを伝えた。

(コロナウイルス関連 2020-05-29付)