面接指導中止で有朋高通信制　視聴活用し教育の質保障　１日から放送視聴開始

（コロナウイルス関連 2020-06-01付）

放送視聴用オリジナル動画を作成

　有朋高校（元紺谷尊広校長）通信制は、きょう１日から放送視聴を開始する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため面接指導を中止したことによる代替措置。同校の古屋順一副校長は、現在の状況にふれ「放送視聴を活用し、教育の質を保障していきたい」と話している。

　同校は、道内唯一の公立通信制高校。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、８月末日まで面接指導を中止した。

　通常時は直接、面接指導を行っているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、代替措置として放送視聴によって面接指導等時間数を補充する。動画を視聴の上、リポートと放送視聴票を提出することで、面接指導相当の扱いとする。

　同校では、放送視聴開始に当たって、同校教員がオリジナル動画を作成。動画は、面接指導を中止した状況においても、教育の質を保障することなどをねらいとしている。

　放送視聴で対象としているのは、①同校教員が作成したオリジナル動画②ＮＨＫ高校講座などの指定されたテレビ番組―の２つ。オリジナル動画はきょう１日からＹｏｕＴｕｂｅで配信する。

　同校の古屋副校長は「実際には登校できないが、放送視聴を活用し、教育の質を保障していきたい」と話した。

(コロナウイルス関連 2020-06-01付)