稚内市宗谷小　臨休中の取組　オンラインで健康確認　今後も授業配信など

（コロナウイルス関連 2020-06-02付）

一人ひとりの学習支援などを行った

　【稚内発】稚内市立宗谷小学校（山本以久子校長）は、臨時休業中だった５月７日からオンライン会議アプリＺoomを活用。全児童２４人の健康状態、宿題の進ちょく状況の確認などを行った。山本校長は「このシステムを利用して、保護者向けに授業の様子などを配信したい」と今後の展望を話していた。

　同校は、新型コロナウイルス感染症による臨時休業を受け、参観日や家庭訪問を中止。児童・家庭と教員間に距離感ができてしまったことから、各家庭の協力を得てＺoomを活用した取組を検討した。４月３０日のPTA３役会議で、アプリを使用して健康状態などを確認することを承認した。

　児童は、自宅のパソコンやタブレットを通じて担任教員と会話した。教員は、モニターで児童の顔を見ながら各学年１日置きに２０分程度会話し、健康状態や宿題の進ちょく状況などを確認。分からない問題などは補足説明などを行い支援した。

　取組は、分散登校日を除く平日に行った。

　山本校長は、「参観日などが中止となったので、今後はこのシステムを活用し、保護者向けに授業の様子を配信したり、学級懇談会を開いたりしたい」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-06-02付)