日本学校保健会の情報システム　コロナ対策に向け改修　欠席状況　より詳細に

（コロナウイルス関連 2020-06-17付）

　日本学校保健会は７月以降、学校等欠席者・感染症情報システムを新型コロナウイルス感染症対策に対応するよう改修する。家族に感染症が発生した場合など、欠席中の児童生徒の状況をより詳細に表示する機能を追加する予定で、文部科学省はシステムを感染症対策に活用するよう求めている。

　システムは、感染症で欠席する児童生徒の発生状況をリアルタイムに把握し、学校、教育委員会、保健所、学校医などと情報を共有するもの。学校等では欠席者の状況の日々の変化、地域内での流行状況を把握するほか、入力データによって集計表、グラフなどを作成し、保健室だよりなどで活用できる。

　７月以降、新型コロナウイルスに対応するようシステムを改修する予定。欠席者の状況として、従来の「感染症の疑いがある」「感染が確定した場合」「教育委員会等による積極的な休校の指示」のほか、「家族に感染症が発生した場合」の状況を表示する。

　文科省は８日付で通知「学校等欠席者・感染症情報システムの加入について」を各都道府県・指定都市教委担当課に発出。同システムを感染症対策に活用するよう呼びかけている。

(コロナウイルス関連 2020-06-17付)