埋蔵文化財センター「縄文工房」　ステイホームでの体験提供　定番メニュー「お持ち帰り」

（コロナウイルス関連 2020-06-16付）

自宅でミニ縄文土器などをつくることができる

　道立埋蔵文化財センターは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため一時閉鎖していた縄文工房（体験学習コーナー）を、６日から土日祝祭日のみ「お持ち帰り」の形で一部再開した。粘土と砂絵の２種類を定番メニューとし、材料等のパッケージを数量限定で配布。今後は、ホームページに特設ページを設けて利用者の作品を紹介するほか、つくり方の動画配信なども予定している。

　同センターは、５月２６日から再開。感染症拡大防止の観点から展示のみの開館とし、ミニ勾玉づくりや砂絵体験、ミニチュア土器づくりなどを無料で体験学習できる縄文工房を一時的に閉鎖していた。

　多くの来館者が縄文工房を楽しみに来館していたことや、いまだ不要不急の外出自粛を求められている現状から、来館者のニーズに応えるため一部再開。メニューを自由に選び、館内で体験するシステムでの再開は困難であることから、土日祝祭日のみ縄文工房メニューの持ち帰りを行い、ステイホームでの体験を提供することとした。

　お持ち帰りは一人に付き１日１メニューで、ホール受付時に渡した引き換え券でメニューと交換。材料すべてをパッケージし、レシピを付けて渡す。

　メニューは「粘土」と「砂絵」の２種類を定番とし、週替わり交互に提供。定番メニューのほか、先着でスタッフとじゃんけんをし、勝つともらうことができるスペシャルメニューも。現在は大判砂絵や大盛り粘土を用意している。

　期間は、従前どおりの縄文工房が再開できるまで。なお、スペシャルメニュー各日６セット、通常セット各日２０セットと数量限定のため、品切れの可能性もある。

　今後は、ホームページに特設ページを設け、利用者が自宅で作成した作品写真を紹介する予定。また、現在は紙で配布しているレシピの動画配信も目指す。

(コロナウイルス関連 2020-06-16付)