日教弘道支部が第1回運営委員会 教育振興・福祉事業充実へ 新支部長に船山氏を選任(関係団体 2020-06-29付)
日教弘道支部・船山純支部長
公益財団法人日本教育公務員弘済会北海道支部は、令和2年度第1回幹事会・運営委員会を書面開催した。「最終受益者は子どもたち」をコンセプトに、事業の拡大に向け「教育振興事業・福祉事業の充実とその推進」など3点を活動の柱に据えた。事業計画では、理数教育の推進に向けた教材等を贈呈する「スクールアシストパック」を本格的に推進する。役員改選では、新支部長に副支部長兼専任幹事の船山純氏を選任。船山新支部長は「未来を見据え、本道教育の振興に一層努めていきたい」と抱負を述べた。
書面開催に当たり、鈴木富士雄支部長があいさつ。組織の概略や支部の諸事業、事業に対する基本的な考え方などを説明した上で、「その時々の教育課題を踏まえ、多くの教育関係者の理解と協力、会員の支援のもと、教育振興事業と会員のための福祉事業の開発・充実に努めていきたい」とした。
議事では、2年度の活動方針や事業計画、役員体制などについて原案どおり決定。
活動方針には、「民による公益の増進」という使命のもと「最終受益者は子どもたち」をコンセプトに掲げた。
道支部が展開している3大事業「教育振興事業(奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業)」「福祉事業」「共済事業」の拡大・充実を最重要課題ととらえ、①教育振興事業・福祉事業の充実とその推進②事務局組織体制の強化と業務効率化の推進③関係団体・関係機関等との連携強化と組織の拡大―の3点を活動の柱に据えた。
具体的には、前年度試行的に開始した理科教材・教具セットを学校や園に贈呈する「スクールアシストパック」を本格的に推進する。このほか、学校の授業などにスポーツアスリートを派遣するスポーツ教室「アスリート先生179」など、既存の事業を継続・調整しながら展開・充実していく。福祉事業では人間ドック受診料補助を63歳までに拡大する。
役員改選では、新支部長に船山副支部長兼専任幹事を選任。就任に当たり、船山新支部長は「今後も公益を目的とする諸事業の検証と更新を行う際、これまでの“思い込み”にとらわれることなく未来を見据え、本道教育の振興に一層努めていきたい」と述べ、理解と協力を求めた。
3年間支部長を務めた鈴木氏は、多くの協力によって事業の拡大と充実を図ることができたことに謝辞を述べた上で、「これからの時代にふさわしく行動する組織であり続けることへの問いをもち、これまでの事業の発展と未知の課題に応える新しい事業の創造に向けて挑戦を続けていきたい」と期待した。
2年度の役員・運営委員・参事(推進役)はつぎのとおり(カッコ内は出身母体等)。=敬称略=
▼役員
▽支部長=船山純(元道小学校長会・新)
▽事務局長兼専任幹事=栗田俊一(元道中学校長会・新)
▽幹事=松井光一(元道小学校長会)、野寺克美(元札幌市小学校長会)、古谷雅幸(元道中学校長会・新)、小西俊之(元道中学校長会・新)、大鐘秀峰(元道高校長協会)、後藤哲(元道高校長協会・新)、伊藤政勝(元道特別支援学校長会)、福井一之(元道特別支援学校長会)、神谷敦(道小学校長会長・新)、木村佳子(道中学校長会事務局長・新)、廣田定憲(道高校長協会長・新)、木村浩紀(道特別支援学校長会長・新)、西村貴史(道公立学校教頭会長・新)
▽幹事・事務局次長=本間達志(元道小学校長会)、宮下聡(前道高校長協会・新)
▽監査=本間均(元道中学校長会・新)、森知之(道公立学校事務職員協会監事)、北野茂樹(道公立小中学校事務職員協議会監査)
▽事務局次長=山本伸弘(元道高校長協会)、角野誠(元道小学校長会)
▼運営委員(いずれも校長・園長。ただし事務職員協議会・道養護教員会除く)
▽運営委員=簑島裕二(江別市文京台小・新)、太田智子(美唄市美唄中・新)、齊藤信之(岩内町岩内東小・新)、塩﨑弘明(江差町江差中)、海野厚二(北斗市上磯中)、土井嘉啓(苫小牧市苫小牧西小・新)、品田和輝(日高町富川小・新)、玉川弘幸(鹿追町瓜幕中)、佐野哲哉(厚岸町真龍小・新)、志道仁(中標津町中標津中・新)、平田和史(北見市小泉中)、北島信(美瑛町美瑛小・新)、杉本浩一(稚内市稚内南小)、前田雄(留萌市留萌小・新)、森浩之(苫小牧東高)、鎌田到(滝川高)、佐々木淳(北見北斗高)、鈴木淳(旭川北高・新)、須見千慶(札幌聾・新)、坂田恵子(札幌市白楊幼)、林貞年(札幌市中央小・新)、葛西孝之(札幌市柏中・新)、宮澤知(小樽市北陵中・新)、榊博之(函館市亀田小)、山上昌彦(室蘭市白蘭小)、片倉徳生(苫小牧市開成中)、橋本彰(旭川市朝日小・新)、卯月道彦(帯広市清川中・新)、秋保和久(釧路市幣舞中・新)、端徹(道公立小中学校事務職員協議会・浦臼町浦臼中)、石田陽子(札幌市公立小中学校事務職員協議会・札幌市澄川西小)、石澤優子(道公立小中・特別支援学校女性管理職会・札幌市日新小・新)、三戸奉幸(道特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会・札幌市新川中央小・新)、古田統(道へき地・複式教育研究連盟・ニセコ町近藤小・新)、田島敏明(道公立学校事務職員協会・星置養護・新)、佐藤芳美(道養護教員会・札幌市北園小・新)
▼参事(推進役)―カッコ内は担当地区
▽参事(推進役)=加藤幸憲(後志・小樽)、中村政治(十勝・帯広)、増子守(上川・宗谷・留萌)、齊藤晃(釧路・根室)、小林次郎(網走・北見)、川西康夫(上川・宗谷・留萌)、森直樹(札幌・石狩)、吉村恭子(全道〈高・特〉)、嶋田聡(渡島・檜山)、成田秀彦(空知)、川上博(胆振・日高)、中易まさき(札幌・石狩)、栗原靖(札幌・石狩)、中谷広一(札幌・石狩)
(関係団体 2020-06-29付)
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