道公教が第１回理事研修会　３密回避する学校環境は　コロナ対応への関与性で意見

（関係団体 2020-07-01付）

感染拡大防止のため、間隔を開けて情報交換

　道公立学校教頭会（＝道公教、西村貴史会長）は６月２６日、札幌サンプラザで第１回理事研修会を開いた。約５０人が参加し、「新型コロナウイルス感染症にかかる学校対応と教頭の関与性」をテーマに協議。３密を回避する学校環境の工夫、学習保障のための授業時数の確保、今後の行事の予定など幅広く情報を交換した。

　はじめに、西村会長があいさつ。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第５４回道公教研究大会帯広大会の次年度延期開催など本年度の状況を踏まえ「ともに頑張り抜いてきた仲間とともに、本年度の道公教の取組の具体を知り、各ブロック・各校での貴重な取組を語り合うことで、学校に活力をもちかえってほしい」と述べた。

　議事に入り、研修・組織・調査・広報の各部担当者が本年度の計画を提案し、協議事項として審議した。

　続いて「新型コロナウイルス感染症にかかる学校対応と教頭の関与性」をテーマに情報交換。新しい生活様式に対応した学習環境の改善に向けては、「休み時間や下校時間を低学年・高学年でずらす」「オープンスペースを使って子どもの間隔を確保する」などの取組が報告され、少人数の学級では通常どおりの授業が可能となっている一方、人数の多い学級ではクラスを分割したり、体育館で授業を行ったりするなど、学校規模による違いを確認した。

　また、児童生徒の学力保障のための授業時数の確保、各教科における感染予防の工夫、行事の日程や方法の変更、放課後の消毒作業の実施方法などについても幅広く情報を交換。交流した内容は今後、整理して各地区の教頭会に還元し、活動の充実を図っていく。

(関係団体 2020-07-01付)