地区校長会２年度事業計画等⑪　旭川市小学校長会

（関係団体 2020-07-03付）

◆大目標

「次代を展望し　学校改善を　確かに実現する校長会」

◆重点

【重点①　生きる力を確実に育む創意と活力のある学校経営の推進】

▼新学期指導要領のねらいを踏まえ、経営方針や重点等を明確にした学校経営の充実

▽明確な経営理念やビジョンを示し具現化を図るなど、学校の自主性・自律性を目指した校長のリーダーシップの発揮

▽家庭や地域社会と連携・協働する学校経営の推進　

▽小中連携・一貫教育およびコミュニティ・スクールの実施に向けた取組の推進

▽学校経営や教育活動の改善に生きる実効性ある学校評価の実施

▼学校や地域の特性を生かした創意ある教育課程の充実

▽新学習指導要領の全面実施とカリキュラム・マネジメント

▽育成を目指す資質・能力を踏まえた教育活動の展開

▽現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力を教科等横断的な視点で育成していくことができる教育の研究・推進

▽個別の支援計画の充実など、合理的配慮に根ざした特別支援教育の教育課程の編成・実施・評価・改善

▽全国学力・学習状況調査や全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果の分析を踏まえた教育活動の推進

▼心豊かにたくましく生きる力を育てる指導の充実

▽道徳科を要とした道徳教育の充実

▽いじめ、不登校、ＳＮＳ、薬物乱用、児童虐待等、生徒指導上の課題への適切な対応

▽生命尊重を一層重視した教育活動の充実

▽体力・運動能力の向上を図る教育活動の改善・充実

▼学びの環境を整える教育諸条件の整備・充実

▽教育諸条件に関する的確な資料作成と適正な予算要望

▽人事異動実施要項、教職員の配置基準等の課題と改善点についての意見・要望

▽ＩＣＴ環境の整備と効果的な活用

▼危機管理意識の高揚と機能の充実

▽危機管理に対する校内体制やマニュアルの点検・見直し、実効性ある訓練の実施

▽安全確保のための教育環境の整備・拡充、教職員への安全管理の徹底

▽危機管理に関する情報交流や研修の充実

▽家庭、地域社会、関係機関等との連携強化および諸問題への迅速な対応

【重点②　信頼と秩序に基づく調和のとれた学校経営の推進】

▼教職員の服務規律保持と適正な勤務管理

▽教育公務員としての使命感、倫理観、順法精神の高揚と適正な業務推進

▽体罰・わいせつ行為・交通違反等信用失墜行為の根絶、服務規律と法令の順守

▽業務効率化・平準化の取組と教職員のメンタルヘルスの保持・増進

▽北海道アクション・プラン、旭川市働き方改革推進プランに基づく働き方改革の推進

▼教職員の特性を生かした信頼関係を基盤とする協働体制の確立

▽学校職員人事評価を生かした経営参画を促す意識改革

▽校長の評価能力の向上と勤務実蹟の給与への反映にかかる適切な対応

▽教職員の特性を生かし育てる校務分掌組織の編成

▽主幹教諭や主任・部長などのミドルリーダーを核とした同僚性と協働体制の深化

▼教職員の資質向上を図る体系的・計画的な研修の推進

▽マネジメント力などの職能向上を図る校長研修会の充実と研究成果の交流

▽実践的指導力の向上を図る校内研修の充実、キャリアステージに応じた各種研修会・研究会への教職員の積極的参加の奨励

▽８地区校長会が連携した後継者（管理職）育成に向けた積極的な取組

▽教育課程改善協議会等、各種研修会の内容充実の要請

【重点③　会員の協働意識を高める組織強化と福利厚生の充実】

▼会員の協働意識の高揚と組織強化

▽会員の意志を反映し、重点達成を目指す校長会の運営の工夫

▽広報活動の充実や成果物の活用による会員相互の共通理解、協働意識の高揚

▽市教委との連携強化および施設設備・学校予算等の要望

▽関係機関・諸団体との一層の連携強化

▽各種研究大会への支援

▼会員の福利厚生の充実

▽会員相互の交流の促進

▽福利厚生の充実と退職校長会との連携

▼全国連合小学校長会、道小学校長会と連携した教職員の待遇改善

▽管理職・教職員の人的条件整備や待遇改善の要望

▽退職時における処遇充実の要望

▽再任用制度の改善や再就職促進の要望

◆第１１次研究基本主題

「ふるさとを愛し、他者と協働しながら、未来を切り拓く力を育む　学校教育の創造」

◆主題設定の趣旨

　知識基盤社会やグローバル化が進展する中、地域社会の課題を解決し、一人ひとりが生き生きと活躍する社会を担う人材の育成は、公教育の喫緊の課題である。

平成２９年３月に告示された新学習指導要領の前文に示されたように「一人ひとりの児童生徒が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにする」ことが、これからの教育の目標である。

　それは、「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という理念を学校と社会が共有し、その実現に向けてベクトルをそろえて教育活動を推進することにほかならない。

このような社会背景と新たに示された教育の方向性から、本基本主題は今まで積み上げた各校の研究実績のもと、児童生徒一人ひとりの能力や可能性を最大限引き出し、人とのつながりを基盤に、他者と協働しながら課題を解決する資質・能力を高め、学校・家庭・社会が一体となって、ふるさとを愛し、新たな社会をけん引する児童生徒を育成する教育の推進を示している。

◆研究内容

【研究主題Ⅰ創意と活力に満ちた学校経営の推進】

▼小主題１「学校経営ビジョンの実現と活力ある学校経営」

▼小主題２「教育改革を進める学校づくりと評価を生かした学校経営」

【研究主題Ⅱ社会に開かれた教育課程の推進】

▼小主題１「確かな学力の向上を目指す教育」

▼小主題２「豊かな心や新たな社会形成能力を育てる教育」

▼小主題３「健やかな体やたくましい心を育てる教育」

▼小主題４「今日的な教育課題に対応する教育」

(関係団体 2020-07-03付)