道小　第２回理事研修会　新しい生活様式定着を　中止の北見大会は誌上交流に

（関係団体 2020-07-03付）

　道小学校長会（神谷敦会長）は、第２回理事研修会を書面開催した。神谷会長は書面上で、長期化する新型コロナウイルス感染症に備え、子どもたちに新しい生活様式を定着させることの重要性を強調し、全道の校長が力を合わせ、コロナに負けない大きな動きをつくっていくよう要請。各部からは、開催中止となった第６３回道小学校長会教育研究オホーツク・北見大会の誌上交流の予定や、感染症に関する教育課程上の課題などをテーマに書面交流した全道会長研修会の結果を報告した。

　神谷会長は書面あいさつで、「学校の子どもたちに“新しい生活様式”を定着させることに力を注ぎ、その行動がすべての命と人権を守ることにつながることをしっかりと理解させることが大切」と強調。「まだまだ制約の多い中での生活が続くが、全道の校長９９１人の力を合わせ、コロナに負けない大きな動きをつくっていこう」と呼びかけた。

　全国連合小学校長会が緊急調査した「各都道府県の学校再開状況調査等の集約」結果を紹介。学校の再開時期から、全国的にも北海道はコロナウイルス感染症の影響を受けた地域であったとする一方、岩手県の学校は授業日数を確保し、夏季休業日も例年どおりであることにふれ、東日本大震災の教訓から命を守る意識と教育が浸透していることを要因として挙げた。

　吉田信興事務局長は、道内における昨今の教育情勢について報告。研修部からは、開催中止となった第６３回道小学校長会教育研究オホーツク・北見大会の誌上交流に向けた準備を行っていることを報告した。

　情報部は、８月ころに研究大会の分科会討議資料を道小学校長会ホームページ上に掲載予定であることを報告。対策部は「新型コロナウイルス感染症にかかる教育課程上の課題」「学習指導要領全面実施状況と教育課程上の課題」「働き方改革」をテーマに書面交流した全道会長研修会の結果を報告した。

(関係団体 2020-07-03付)