札幌市　保育所等勤務者に１人５万円の慰労金　雇用形態問わず支給へ

（コロナウイルス関連 2020-07-03付）

　札幌市子ども未来局は、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言下に保育所、放課後児童クラブ、児童養護施設などの施設で勤務を続けていた従事者に対し、１人５万円の慰労金を支給する。市独自の支援として、第３回臨時市議会に補正予算案を提出。雇用形態を問わず幅広く支給する方針。

　６月１２日に成立した国の第２次補正予算では、感染症対策を徹底したサービスなどを提供するために必要な経費、介護・障害福祉事業所の職員や医療従事者などへの慰労金の支給費などに３６５億円を計上。保育所等施設の従事者については慰労金支給の対象外としていた。

　一方、市は独自支援として、第３回臨時市議会に提出した補正予算案に児童福祉施設等に勤務する職員への慰労金の支給費９億円を計上。

　緊急事態宣言下、市の依頼によって１０日以上勤務した保育士など、市が所管する保育施設、児童福祉施設等の従事者に対し一律５万円を支給。支給対象となる勤務時間については定めていないが、幅広い従事者に支給できるよう、調整していく。

　雇用形態については、正規・非正規問わず、幅広く支給できるよう準備を進めていく考え。

(コロナウイルス関連 2020-07-03付)