札幌市教委　夏季休校日を決定　ことしは８月１２～１４日　事情に応じ柔軟な対応を

（市町村 2020-07-06付）

　札幌市教委は、本年度の夏季休校日の日程を決定した。８月１２日・１３・１４日の３日間。新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業によって夏季休業期間に授業日を設ける予定としていることから、各学校事情に応じて柔軟に対応するよう求めている。

　教職員の長時間勤務および多忙化が全国的な課題となっている中、市教委は負担軽減に向けた取組を推進している。

　夏季休校日の設定は、平成２９年度から試行的に実施しており、前年度から本格実施。教職員が計画的に休暇を取得することで、心身の健康維持および増進が一層図られるようにするほか、夏季休業期間中に学校の休校日を設定することで、学校に勤務する多くの職員が夏季休暇や年次有給休暇などを取得しやすくするもの。

　各校の校内事情などを踏まえ、任意の日を夏季休校日と設定することができるようにしたほか、休暇取得は所属職員の任意としている。

　全市立学校のうち、前年度に１日以上休校日を設定した学校の割合は、平成２９年度９８・４％、３０年度１００％、令和元年度１００％となっている。

　学校関係者からは「３０年度からすべての学校が実施し、元年度から本格実施に移行したことから、各学校の取組の一つとして根付いているのではないか」などの声が上がっている。

　なお、前年度まで実施していた夏季休校日の実施日程報告は廃止した。

　また、市立幼稚園については、休暇を取得しやすい職場環境づくりに努めるよう、園長あてに通知した。

(市町村 2020-07-06付)