地区校長会2年度事業計画等⑲ 釧路市小中学校校長会
(関係団体 2020-07-15付)

◆基本方針

 一昨年度からスタートした釧路市教育推進基本計画や釧路市教育行政方針に示されている「生きる力を育む学校教育の推進」「育ちと学びを支える教育環境の充実」「新たな学びを創る生涯学習の推進」を具現化するため、校長相互が強い連帯意識をもち、関係機関との密接な連携のもとで今日的な諸課題解決に積極的に取り組む。

 さらに、子どもの視点に立った責任ある教育活動を推進するために、現状把握と新たな情報の共有に努め、より確実で創意ある学校経営が図られるよう誠意をもって対応する。そして、「校長相互の経営を支え合うこと」「人として学び、育つこと」を基本姿勢とし、組織の一員としての運営を心がけ、自らの使命と責任を自覚し、信頼される学校教育の創造に全力で取り組んでいく。

◆活動方針

▼校長は、命の尊さについて強く打ち出し、いじめの適切な対応はもとより、子どもの命を守るための危機管理意識の醸成および危機管理の対応(自然災害含む)について、継続的に取り組む

▼校長はおのおの、指導性・先見性を発揮し、教育課程編成の方針などを家庭や地域と共有する社会に開かれた教育課程の実現に努める。また、教育効果を高めるカリキュラム・マネジメントの積極的な取組を推進する

▼服務の在り方に対する教職員の意識に深くかかわりながら、服務管理の適正化に努め、秩序ある学校運営を推進する

▼校長は、自校の学校運営や最高責任者という責任と自覚をもち、自らの研鑚はもとより、教職員の資質・能力を高める工夫や教職員の意識改革に努め、これからの時代の学校の在り方に迫る強い意志と気概をもつ

▼教職員の資質・能力の向上、マネジメント機能の強化、危機管理体制の強化、校種間の連携・接続の推進や制度的な改革に具体的な対応ができる校長として、必要な職能および専門性を向上させる計画的な研修を組織的に推進する

▼学校教育上の諸課題を克服するために、校長会組織としてのかかわりを大切にするとともに、会員相互の情報共有をより一層深め、一枚岩で取り組む

▼道小学校長会、道中学校長会との連携を深めるとともに、釧路市小中学校校長会として独自性を発揮し、各部の活動の円滑な進め方を共通理解する中で、効果的な組織運営に努める

▼釧路教育局、釧路市教委、釧路校長会ならびに関係機関との連携を密にし、学校運営上必要な教育環境や管理、勤務条件等の整備促進に努める

▼校長会としての地位の確立と主体性を高め、職能組織としての力量の充実と会員相互の結束強化および親睦を図る

◆活動の重点

▼学校経営

▽義務教育9年間で育成する資質・能力を踏まえた小学校と中学校種間の連携・接続の推進

▽釧路市立学校におけるアクション・プランと部活動方針に基づいた働き方改革の確実な推進

▽生きる力の育成を目指した社会に開かれた教育課程の編成とカリキュラム・マネジメントの確立および新学習指導要領の適切な実施と円滑な移行

▽確かな学力の定着を図るための授業改善と家庭学習を含む基本的な生活習慣の確立

▽いじめを含む学級内の諸問題の迅速な対応(アセスおよびQ―U調査の活用)と心が響き合う道徳の時間の充実

▽健やかな体の育成を図るための運動習慣の改善と食育の推進

▽個のニーズへの対応を図り、関係機関との連携を一層進める特別支援教育の充実

▽地域の教育力を生かした学校運営協議会や学校支援ボランティアおよび道教育大学釧路校フィールド研究・学生ボランティアなどの有効活用

▽教職員の学校経営参画意識や学校改善意識の啓発

▽幼稚園・保育所および高校との連携

▼研修

▽教育界の動向と教育課題を勘案した計画的・継続的な研修の充実

▽職能向上のための全体研修会・校種別研修会の企画と開催

▽全道、全国研究大会への積極的な参加と研究交流および還流報告

▽教員の資質と専門性の向上を図るための研修についての関係機関との調整

▽学校経営研究等の内容の充実および各種研修内容等とのかかわりの吟味

▼組織運営

▽学校運営に関する法制問題の調査研究=地区別教育経営研究会(法制研修会)、制度的改革事項など

▽後継者育成のための職能向上を図る研修の充実

▽会員相互の理解と連携を深める広報活動

▽児童生徒の健全育成や危機管理および安全対策への適切な対応

▽道小・道中とのかかわりや本会の実情に適合した組織改革の継続

▽学習指導要領や特別支援教育等にかかわる交流と課題の把握

▽学校職員評価制度、勤勉手当制度、勤務時間の縮減等にかかわる交流と課題の把握

▼教育条件

▽行政機関(教育局・教育委員会)との連携強化=教育条件の整備・充実の要請、教職員の研修および研究への助成の要請、教職員人事異動の弾力的な対応の要請、各種研究大会に対する助成の要請、特別支援教育等とその対応への要請、部活動および同好会活動への対策の要請、制度的改革事項にかかわる情報の早期入手と協議の要請

▼厚生

▽道小・道中、互助会との連携を密にした会員の福利厚生に関する業務の推進

▽懇親会などの開催等による会員や教育関係者などとの相互理解と連帯感の高揚

(関係団体 2020-07-15付)

その他の記事( 関係団体)

道エネルギー環境教育研究委員会 新委員長に田口校長 来年2月 全体研修会計画

 道エネルギー環境教育研究委員会は、令和2年度役員などを決定した。新委員長には、札幌市立豊平小学校の田口拓也校長を選出。また、来年2月に全体研修会を計画するなど事業計画を決めた。  新型コ...

(2020-07-17)  全て読む

地区校長会2年度事業計画等⑳ 釧路校長会

◆運営方針 ▼校長としての経営ビジョンを明確に示し、その職責の重さを自覚して「釧路の風土に根ざす学校づくり」の経営感覚を磨き、その実践力を高めるために職能の向上に努め、諸課題を解決する ...

(2020-07-16)  全て読む

8月28日に研究大会 道研連 オンラインで

 道教育研究所連盟(=道研連、鈴木淳委員長)は、8月28日午前10時30分からウェブ会議システムZoomを用いて第75回道教育研究所連盟研究発表大会(上川大会)・第62回全国教育研究所連盟北...

(2020-07-16)  全て読む

全国大会 来年11月に延期 道政研常任幹事研で決定

道政研・全国大会延期  道高校政治経済研究会(=道政研、川瀬雅之会長)は6月下旬、ホテルライフォート札幌で本年度第1回常任幹事研究協議会を開いた。ことし11月に予定していた全国公民科・社会科教育研究会(=全公社研...

(2020-07-15)  全て読む

11月に札幌で研究大会 川瀬新会長を選出 道政研

 道高校政治経済研究会(=道政研)は、本年度の事業計画、役員を決めた。11月に札幌市内で研究大会を開催。役員改選では、新会長に札幌市立北翔養護学校の川瀬雅之校長を選出した。  第45回研究...

(2020-07-15)  全て読む

道町村教委連 3年度文教施策要望 少人数学級の学年拡大 全校に事務職員・養護教諭を 

 道町村教育委員会連合会(=道町村教委連、会長・本庄幸賢当別町教育長)は8日、道庁別館で道教委の小玉俊宏教育長に要望活動を行った(10日付1面既報)。令和3年度文教施策に対する要望書は、「町...

(2020-07-14)  全て読む

愛情と気遣い 学校経営の要 校長会長インタビュー 旭川市小学校長会 橋本 彰 会長第10回

―就任に当たっての抱負 本校長会は本年度18人の新会員を迎え、総勢52人でスタートした。  いまだ例年どおりの組織運営には至っていないが、本会58年の歴史を重く受け止め、今後も会員の皆...

(2020-07-14)  全て読む

地区校長会2年度事業計画等⑱ 十勝小・中校長会 

◆活動の重点 ▼信頼に基づく創意工夫に満ちた活力ある学校経営に努める ▽新学習指導要領の趣旨を生かした社会に開かれた教育課程やカリキュラム・マネジメントの実現 ▽学校運営協議会制度(コ...

(2020-07-14)  全て読む

地区校長会2年度事業計画等⑰ 帯広市校長会

◆活動方針 「未来を切り拓く資質・能力を身に付けた帯広っ子の育成~変革を恐れず、新たな風を創る校長会Ⅱ」 ◆方針設定の理由  帯広市校長会は、昭和8年の創立以来、先達の熱い心を受け継ぎ...

(2020-07-13)  全て読む

オホーツク管内教育委員会協議会 12月に教育委員大会 役員改選 河原会長を再任

 【網走発】オホーツク管内教育委員会協議会は、令和2年度の事業計画や役員を決定した。12月に管内市町村教育委員大会を開催することなどを予定している。役員改選では、遠軽町教委教育長の河原英男会...

(2020-07-10)  全て読む