地区校長会２年度事業計画等⑰　帯広市校長会

（関係団体 2020-07-13付）

◆活動方針

「未来を切り拓く資質・能力を身に付けた帯広っ子の育成～変革を恐れず、新たな風を創る校長会Ⅱ」

◆方針設定の理由

　帯広市校長会は、昭和８年の創立以来、先達の熱い心を受け継ぎ、市民の負託に応える学校教育の進展に寄与してきた。代々、帯広ならではの特色ある学校経営にまい進し、併せて有為的な人材の育成に努め、組織を成長させてきた。

　現在、急激な社会的変化が進む中、学校教育においては、子どもたちに、持続可能な社会の創り手として、予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成することが求められている。

　さらに、帯広市立学校として基本理念を踏まえ、夢の実現に向けて自立し互いに支え合う人づくり、生涯にわたり学び活躍できる人づくりの取組を推進する必要がある。

◆基本方針

　現在、新型コロナウイルス感染症の流行によって、私たちがこれまで経験をしたことのないような状況にあり、次々に難しい対応を求められている。

　私たちは、現状を的確に読み取り、新たな非常事態の発生を想定するイメージ力とともに、状況の変化を冷静に読み取る繊細なマインド、事態に立ち向かう行動力、勇気が必要である。この１年間は危機管理を最優先とし、矛盾の中にある学校において、児童生徒、教職員の命を守る活動を最優先としたい。

　本年度は、各学校において優先順位を明らかにしながら教育課程を調整し、展開していく必要がある。そのため、各校長が判断・決断する際のエビデンスや様々な情報提供に努めたい。

　いつの時代も変わらずに教育界や学校の課題は存在する。その課題解決に当たる各校長の多様さを生かした取組経過やスキルを、本年度の校長会の重点的な研修材料としたい。そのことを通して、今後の会の財産となるよう取り組んでいきたい。

◆活動内容

▼テーマ＝透明化、共有化

▽危機管理を重視した学校経営

・現状の解説と各学校の問題点の共有

・先の見通しをイメージ化できる情報の提供

・現状で可能な学校経営への信頼度を高める取組

・各種会議の短縮化

▽既成概念を排除した教育課程の展開

・絶対要件と配慮事項の峻別

・各校における難しい案件の解決への支援

▽主体性と多様性を生かした教育課題の解決

・適正な学校経営・運営の推進

・研修活動の充実

・服務規律の順守と不祥事防止

・生徒指導の充実

・ＧＩＧＡスクール構想に向けた取組の調整（臨時休業の対応）

・現状だから展開できる働き方改革の推進

・今できる特色ある学校づくりの推進

・次年度に向けた教育条件整備の準備

・今後につながる校長会組織の主体性や多様性の重視と強化

(関係団体 2020-07-13付)