道教委 発達障がい支援成果普及事業 栗山小など88校・園で 引き継ぎと情報共有重点に
(道・道教委 2020-08-18付)

 道教委の特別支援教育総合推進事業「発達障がい支援成果普及事業」の本年度推進校が決まった。栗山町立栗山小学校など新規54校・園を含む88校・園。「支援体制づくり取組事例データベース」を活用した校内研修や実践研究に取り組むほか、個別の教育支援計画を活用した引き継ぎや関係機関との情報共有を重点的に行う。道と連携して取り組む障がい児等支援連携体制整備事業の推進地域は、17日時点で新規11地域を含む15地域で、今後追加する見通し。

 推進地域・推進校の取組は、道の障がい児等支援連携体制整備事業、道教委の特別支援教育総合推進事業発達障がい支援成果普及事業として、両機関が連携・調整し実施している。

 道は管内ごとに推進地域を指定し、発達障がいのある子どもやその保護者への早期からの教育相談や支援体制の充実を図るため、『支援体制づくり取組事例集・追補版』を効果的に活用し、学校や教育委員会と保健福祉担当部署が連携した取組を進める。

 また、道教委主催の特別支援教育セミナーなどの研修会、会議などを通じて、早期からの教育相談や支援体制の充実に関する取組などの発表、事例の提供などを行う。

 道事業の本年度推進地域(17日時点)は、栗山町など新規11地域を含む15地域で、今後、若干の追加が見込まれている。

 道教委事業の本年度推進校は88校・園で、このうち新規は栗山町立栗山小など54校・園。推進校では、校内研修プログラムや『通常の学級における特別支援教育の視点を生かした実践事例集』、道立特別支援教育センターホームページに公開している支援体制づくり取組事例データベースを活用した校内研修や実践研究に取り組む。

 本年度は、個別の教育支援計画を活用した引き継ぎに関する取組、児童発達支援事業所や放課後デイサービスなど関係機関との相互理解の促進や情報共有に関する取組を重点的に行う。

 発達障がい支援成果普及事業の2年度推進校はつぎのとおり。

▼空知=夕張市ユーパロ幼、夕張市ゆうばり小、栗山町栗山小(新)、栗山町角田小(新)、栗山町継立小(新)、夕張市夕張中、栗山町栗山中(新)、夕張高、栗山高(新)

▼石狩=恵庭市恵み野小(新)、恵庭市恵庭中(新)、札幌月寒高定時制(新)

▼後志=寿都町寿都小(新)、寿都町潮路小(新)、寿都町寿都中(新)、寿都高(新)

▼胆振=洞爺湖町とうや小、むかわ町穂別小(新)、洞爺湖町洞爺中、むかわ町穂別中(新)、穂別高(新)

▼日高=新冠町朝日小、浦河町浦河小、浦河町堺町小、浦河町荻伏小、浦河町浦河東部小、日高町日高小(新)、日高町厚賀小(新)、日高町富川小(新)、日高町門別小(新)、新冠町新冠中、浦河町浦河第一中、浦河町浦河第二中、浦河町荻伏中、日高町日高中(新)、日高町厚賀中(新)、日高町富川中(新)、日高町門別中(新)、浦河高、富川高(新)

▼渡島=鹿部町しかべ幼(新)、鹿部町鹿部小(新)、鹿部町鹿部中(新)、南茅部高(新)

▼檜山=認定こども園きたひやま(新)、せたな町瀬棚小(新)、せたな町瀬棚中(新)、檜山北高(新)

▼上川=当麻幼(新)、比布町中央小(新)、和寒町和寒小、比布町比布中(新)、和寒町和寒中、士別市士別東高(新)

▼留萌=留萌市東光小(新)、遠別町遠別中(新)、遠別農業高

▼宗谷=中頓別町中頓別小(新)

▼オホーツク=滝上町こども園(新)、滝上町滝上小(新)、湧別町湧別小、湧別町芭露学園前期、滝上町滝上中(新)、湧別町湧別中、湧別町芭露学園後期、斜里高(新)、湧別高、女満別高(新)

▼十勝=士幌町認定こども園、上士幌町認定こども園、音更町音更小(新)、士幌町士幌小、士幌町中士幌小、士幌町上居辺小、上士幌町上士幌小、音更町音更中(新)、士幌町士幌町中央中、上士幌町上士幌中、音更高(新)、士幌高

▼釧路=浜中町霧多布小(新)、浜中町霧多布中(新)、浜中町霧多布高(新)

▼根室=羅臼町羅臼幼、根室市花咲小、根室市成央小(新)、根室市光洋中、根室市啓雲中(新)、根室高(新)

(道・道教委 2020-08-18付)

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