道教委　地域学校協働活動推進会議　新生活様式踏まえ研修を　内容工夫　指導者の資質高め

（道・道教委 2020-08-17付）

構成員などが遠隔会議システムを活用して協議した

　道教委は７日、道庁別館などで令和２年度道地域学校協働活動推進会議兼コミュニティ・スクール連絡協議会を開いた。遠隔会議システムを活用して開いたもので、構成員１２人と運営者１２人の計２４人が出席。コロナ禍における新しい生活様式を踏まえて研修内容を工夫し、指導者の資質向上を図るなど、本年度の活動の方向性について情報を共有した。

　道内における学校の教育活動等の支援および放課後子ども総合プランなど、地域と学校とが相互に連携・協働しながら、コミュニティ・スクール（ＣＳ）、地域学校協働活動の充実を図るための方策について検討することが目的。

　事務局長を務める濱中昌志義務教育課地域支援担当課長があいさつ。新型コロナ感染症の影響から、「指導計画の見直しや授業方法の工夫改善が求められる学校に対して、“何ができるのか”“何をしなければならないのか”という視点に立ち、社会全体で子どもたちを豊かに育むため、地域学校協働活動とＣＳの一体的な推進に向けて、意見をいただきたい」と呼びかけた。

　札幌市立大学デザイン学部の武田亘明准教授が座長を務め、２年度の活動内容および今後の方向性等について協議した。

　年間テーマは、「“コミュニティ・スクール”の仕組みを活用した地域と学校がパートナーシップのもと行う“地域学校協働活動”の充実～子どもの健やかな成長を目指したコミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進に向けて」。

　このテーマのもと、２年度会議ではコロナ禍における地域学校協働活動等の実施状況の把握と工夫した取組事例の収集などについて協議することを確認した。

　また、これまでの学校への支援を連携・協働に発展させ、より組織的・継続的なものとするため、成果を高めることを目指すほか、コロナ禍における新しい生活様式を踏まえた研修内容を工夫して、指導者の資質向上を図っていくとした。

　このほか、CSと地域学校協働活動の一体的推進の視点による協議会の再編や、２年度の調査の実施について協議した。

(道・道教委 2020-08-17付)