岩見沢市教委　端末導入業務を公募　１０月中旬　業者選定へ　ネットワーク整備は年度末

（市町村 2020-09-15付）

　【岩見沢発】岩見沢市教委は、ＧＩＧＡスクール構想の推進に伴い、端末導入支援業務を公募型プロポーザル方式で公告した。１０月中旬に企画提案審査会を実施し、業者を選定する予定。校内ネットワーク環境整備は市内１２校を優先に、年度末には全２４校で完了となる見通しだ。

　文部科学省のＧＩＧＡスクール構想の推進に伴い、児童生徒１人１台端末の導入によって進められる新たな学びへの対応に向け、情報端末の操作、ソフトウェアの使用方法の周知や使用マニュアルの作成を行うことができるＩＣＴ技術者を派遣し、端末納入時の検収、ＩＣＴ機器の操作に習熟していない教員のサポートを行うもの。

　プロポーザルの参加表明書・企画提案書の受付期間は２４日～１０月１５日で、１０月中旬に企画提案審査会を行い、審査結果を通知する。

　主要業務は、学校支援体制構築のため、サポーターの選任と各学校からのＩＣＴ機器の利活用にかかる相談・問い合わせに対応できるよう、ネットワーク管理業者、機器調達業者、市内小・中学校からの連絡窓口およびヘルプデスクの設置などの管理業務。

　サポーター業務として、端末納入時の各学校訪問・端末の設定状況確認、端末本体や各種設定の不具合の原因特定・対応、授業で活用を予定する市教委指定のソフトウェアに関するマニュアル作成、情報機器端末と市教委で整備する周辺機器等の接続等のマニュアル作成・問い合わせ対応を行う。

　また、別途調達予定の「Ｃｉｓｃｏ　Ｗｅｂｅｘ　Ｂｏａｒｄ」の操作方法に関するマニュアル作成・授業等での活用方法の助言、オンライン授業・オンデマンド動画配信に当たっての教員の機器セッティングのマニュアル作成・問い合わせ対応、長期臨時休業時の家庭での端末取扱い・接続方法にかかるマニュアル作成、市教委の教育研究所ＩＣＴ研究部会への機器活用方法の助言・支援を行う。

　対象校は岩見沢小学校、中央小学校、南小学校、志文小学校、幌向小学校、東小学校、美園小学校、日の出小学校、第一小学校、第二小学校、北真小学校、メープル小学校、北村小学校、栗沢小学校、東光中学校、光陵中学校、緑中学校、豊中学校、上幌向中学校、清園中学校、明成中学校、北村中学校、栗沢中学校の２３校。

　履行期間は来年３月３１日まで。

　Ｗｉ―Ｆｉなどの校内ネットワーク環境整備については、市内小・中学校２３校と岩見沢緑陵高校の工事を６月に入札し、順次整備している。ＩＣＴ関連の授業に精通した１２校を優先的に整備する方針。

　小・中・高校２４校すべての整備は年度末となる見通しだ。

　１人１台端末については、ⅰＰａｄを選定。７月に入札を実施しており、１０月中旬から１１月中旬にかけて１週間ごとに約１０００台ずつ計５７５４台を整備する見通しで、ＧＩＧＡスクール構想の実現に向けてさらなる取組の充実を図る。

(市町村 2020-09-15付)