札幌市内ＧＩＧＡスクール対応状況　１０月から無線ＬＡＮ整備　１人１台端末は１２月以降

（市町村 2020-09-11付）

　ＧＩＧＡスクール構想の前倒しに伴う札幌市内の対応状況がまとまった。小・中学校、特別支援学校（小学部・中学部）における無線ＬＡＮの整備は１０月ころから開始。１人１台タブレット端末の導入は、１２月ころから年度末にかけて行う予定。市立高校における無線ＬＡＮ整備も本年度中に完了する見通しで、順調に整備が進む見通しだ。

　文部科学省はＧＩＧＡスクール構想に基づき、令和５年度を目標に１人１台端末の整備計画を立てていたが、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ変更。年度内の整備へ前倒しすることとした。

　市は、本年度当初予算と第２回臨時市議会補正予算において、教育の情報化推進費を計上。市内の公立小・中学校、特別支援学校（小学部・中学部）の校内ＬＡＮ整備費のほか、１人１台タブレット端末整備費を計上。８月には、通信環境のない家庭の子ども約４０００人分について、タブレット端末とＷｉ―Ｆｉルーターを優先的に整備した。

　校内における無線ＬＡＮは、１０月ころから随時整備を開始。

　１人１台端末については、１２月ころから年度末にかけて導入する予定。また、市立高校における無線ＬＡＮのインターネット整備についても、年度内に完了する見通し。

　市教委は、ＧＩＧＡスクール構想に伴う整備が完了次第、来年度からは教職員向けのＩＣＴ研修などを検討している。

(市町村 2020-09-11付)